1961年4月にスタートし、来年で放送60年を迎える『みんなのうた』。これまで放送されてきた1500曲のなかから、1980年代までの印象的なヒット曲5曲を紹介する。
◆記念すべき第1回はチェコの民謡
『おお牧場はみどり』(1961年)
高度経済成長の真っただ中、子供が流行歌を歌うことに批判もあった時代。健康で美しいうたをテレビで流したいという思いから『みんなのうた』は生まれた。
◆売上150万枚の大ヒット曲!
『山口さんちのツトム君』(1976年)
幼なじみの山口ツトム君に元気がないことを心配する女の子の目線から描かれた歌詞。放送をきっかけに人気に火がつき、レコードの売り上げは累計150万枚にのぼった。
◆英語の歌詞が登場
『ビューティフル・ネーム』(1979年)
当時、絶大な人気を誇っていたゴダイゴの名曲。NHK『世界のこども』(1979年)の挿入歌でもあった。英語の歌詞もあり、インターナショナルな雰囲気を醸している。
◆消費税導入時に1円玉の大切さを歌った
『一円玉の旅がらす』(1990年)
前年度の1989年に消費税が導入。旅をする一円玉の様子を演歌調の歌詞とメロディーで歌い上げた。歌った晴山さおり(47才)は当時、日本レコード大賞をはじめとする新人賞を総なめに。
◆映像を変え、何度も登場する名曲
『切手のないおくりもの』(1996年版)
チューリップの財津和夫(72才)が作詞・作曲。1978年6月に放送され、大きな反響を呼んだ。1978年、1982年バージョンともに財津本人が出演。1996年にもリメークされ、こちらはアニメとなった。
※女性セブン2020年3月5日号