愛らしいルックスとキャラクターで『みのもんたの朝ズバッ!』(TBS系)で人気を博した根本美緒さん。実は東北の地方局アナ出身の彼女はいかにしてお天気お姉さんになり、現在は何をしているのか──。
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もともと大学で環境経済を学んでいて、「環境教育の番組を作りたい」と宮城の東北放送にアナウンサーとして入社したのですが、これが私の人生にとって天気ならぬ“転機”でした。
当時のアナウンス部長に入社式で「環境に詳しいなら天気予報も詳しいんでしょ」と言われ、入社初日からお天気コーナーを担当することになったんですが、実際は全く詳しくなかったので勉強を始めたんです。
そのうち東北放送に気象台を建てる計画が立ち上がったのですが、法律上、局内に気象予報士が2人いないと建てられなかったため、私の合格を皆さん心待ちにされていたと思います。仕事終わりにファミレスで勉強をする日々で、21世紀を迎えた2000年の年越しの瞬間も机に向かっていたのが今も忘れられません。
ですが猛勉強をしていたのに、試験は5回も失敗! そのうち私が試験に落ち続けていることが番組で取りあげられ、「今回は大丈夫なのか?」とネタになってしまいました(笑い)。視聴者の方々にも知られていたので、デパ地下に行けば「ネギは頭にいいから食べな」とお惣菜をいただいたりしていましたね。
結局、私の資格取得前に中途採用で予報士の方が入社されたので気象台は建ってしまいました(笑い)。とはいえ、6回目で資格を取ったことで仕事の幅が確実に広がりました。