1961年4月にスタートし、来年で放送60年を迎える『みんなのうた』。これまで放送されてきた1500曲のなかから、1990年代以降の人気楽曲5曲を紹介する。
◆長野五輪の閉会式にも登場!
『WAになっておどろう ~イレ アイエ~』(1997年)
謎の覆面バンド『AGHARTA(アガルタ)』が歌い1997年4月に初回放送。同年7月にV6の歌唱でシングル化され、その後、1998年には長野五輪の閉会式でも使用され話題になった。
◆流行語大賞にもノミネートされた
『おしりかじり虫』(2007年)
インパクトのある歌詞と映像で子供たちを中心に大ヒット。同年の流行語大賞の候補にもノミネートされた。2012年にはテレビアニメ化。キャラクターのダンスはさまざまなアーティストの振り付けを手掛ける南流石(61才)が担当した。
◆合唱コンクールから抜てき!
『手紙 ~拝啓 十五の君へ~』(2008年)
NHK全国学校音楽コンクールとの共同制作で誕生。15才の多感な心情を未来の自分に書く手紙で丁寧に描いたこの曲はアンジェラ・アキ(42才)の代表曲ともなった。
◆圧倒的に美しいアニメーションが話題に
『トゲめくスピカ』(2019年)
人との距離を「トゲ」で表した独特な歌詞と美しいアニメーションにハマる大人が続出。ファンサイトができ、歌詞やアニメの世界観についてさまざまな考察がされた。放送が終わったときには“スピカロス”になる人も。
◆完成までに何度も練り直した
『wish ~キボウ~』(2019年)
幅広い年代の人に響く、希望を届けたいと制作者と何度も話し合い、生まれた曲。世界的な絵本作家・荒井良二(64才)が映像を担当。うたを聴き、感じたままの心象風景を描くライブペインティングの手法をとった。
※女性セブン2020年3月5日号