居酒屋に響き渡る1杯目の注文。「とりあえず…」の後に続くせりふといえば、これまでは“ビール”だったが、それがいま、“レモンサワー”に変わり始めているというのだ。
「インスタ映えする」「健康によさそう」などの理由から、レモンサワーをたしなむ“レサワ女子”も急増。“オヤジの酒”から“おしゃれ女子のお酒”へと、レモンサワーが変貌を遂げているのだ。
住宅地に近いコンビニエンスストア。その酒コーナーをのぞくと、ビール缶よりレモンサワー缶のスペースの方が広かった──それほどレモンサワーは人気なのか…。
その真偽を確かめるため、本誌・女性セブン読者によるセブンズクラブ会員(全国の男性・女性613名)を対象に、お酒にまつわるアンケートを実施した(実施期間2020年2月6~12日)。
その結果、お酒を飲むのが好きな人が約8割と判明。さらに「よく飲むお酒の種類」のダントツの1位が「サワーやチューハイ」だった。
レモンサワーを製造販売している各メーカーでも2016年以降、売り上げの伸びを実感しているという。どうやら、人気は本当のようだ。
なぜ、人気なのか。宝酒造でレモンサワーを開発している塩野憲司さんはこう分析する。
「ビタミンCが豊富なレモンにはヘルシーなイメージがあるうえ、すっきりとして甘くないため、どんな食事にも合う。さらには、インスタ映えするレモンサワーを出す専門店が増えたことなどが考えられます」
レモンサワーは冷え冷えに限るとのご意見も、読者からいただいた。これからの季節、人気はますます高まりそうだ。
※女性セブン2020年3月12日号