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上皇陛下、祝賀行事を欠席 長引く発熱は想像以上に深刻か

上皇陛下がお倒れになったときは、お隣にいた美智子さまが支えられ、大事に至らなかった(撮影/田中麻以=1月2日、東京・千代田区)

 いつもなら、寒さ厳しい2月でも、白い息を吐きながらランニングを楽しむ人々で賑わう皇居。しかしいま、皇居に足を運ぶ人々は激減しているという。

 そして、新型コロナウイルスの影響は皇室のみなさまにも及んでいる。2月23日、ウイルスの感染拡大を受け、天皇誕生日の一般参賀が中止された。皇族方がお出ましになるイベントも次々に取りやめられている。

「ウイルス災禍の現状を考慮し、天皇皇后両陛下の意向をうかがった上で参賀の中止を判断したのでしょう。加えて、皇族方のご健康への配慮もあったのだと思います。上皇上皇后両陛下は80才を超えたご高齢の身です。特に、上皇陛下はここ最近体調の異変が続いておられるため、心配は尽きません」(宮内庁関係者)

 天皇誕生日当日、上皇上皇后両陛下はいまのお住まいである皇居・吹上仙洞御所(東京・千代田区)で天皇皇后両陛下からご挨拶を受けられる予定だった。さらに続く夕方、赤坂御所(東京・港区)で行われる天皇皇后両陛下らとの夕食会への出席も予定されていた。

 しかし、上皇陛下はかぜのため、それら祝賀行事を急きょ欠席された。

「数日前まで上皇陛下は予定どおり出席されるものとされていたので、直前の欠席決定に大変驚きました。かぜの症状も“快復傾向にある”と聞いていたのですが、長引いているのでしょうか…」(皇室ジャーナリスト)

 上皇陛下の欠席の原因となったかぜの症状が出始めたのは天皇誕生日の約1週間前の18日頃からだったという。

「症状は喉の痛みを伴う発熱だったそうです。高熱ではありませんが、外出はせず安静にされ、大事を取られていると聞いていました。今回の誕生日は、天皇陛下が即位して初めてのもので、還暦という節目でもあります。上皇陛下もお近くでお祝いしたいお気持ちも強かったことでしょう。それでも欠席を選ばれたのですから、かぜの症状が想像以上に深刻なのかもしれません」(前出・皇室ジャーナリスト)

 1月29日、上皇陛下は皇居内で短時間意識を失い、お倒れになった。「翌日には食事もしっかりとられ、大事には至らなかった」(別の宮内庁関係者)というが、3月から4月にかけて高輪皇族邸(東京・港区)へのお引っ越し作業のため、葉山御用邸(神奈川県)や御料牧場(栃木県)への移動が控えており、そのご負担が心配される。

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