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「とうめいマント」など実現しそうなひみつ道具たちを紹介

透明マントならぬ「光学迷彩」

 誕生50周年を迎えたドラえもんは、「どこでもドア」「タケコプター」をはじめ、夢と希望に満ちた“ひみつの道具”を四次元ポケットから取り出す。数々のひみつの道具のうち、今後、実現しそうな発明を紹介する。

◆とうめいマント◆
 かぶると透明になれるひみつ道具。のび太は戦国時代の先祖に手柄を立ててもらうために使った。(てんとう虫コミックス『ドラえもん』第1巻「ご先祖さまがんばれ」より)

 何でも透かしてしまう不思議なマント「光学迷彩」は、稲見昌彦・東京大学先端科学技術研究センター教授が開発に取り組んでいる。これは、「入射した光を散らすことなく、まっすぐ戻す」という特殊な素材である再帰性反射材を使ったマント。リアルタイムで撮影されている背景をマントに投影すると周囲に溶け込み、あたかも透明になったかのように見える。

●いなみ・まさひこ/1972年生まれ。東京都出身。1999年、東京大学大学院工学研究科博士課程修了。光学迷彩の開発で世界的に知られる研究者。

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