ライフ

『のび太の恐竜』で「どれだけのび太は漢なんだ!」と衝撃

のび太の漢っぷりにビックリ

「どこでもドア」「タケコプター」をはじめ、夢と希望に満ちた“ひみつの道具”を四次元ポケットから取り出す未来から来たネコ型ロボット・ドラえもんが誕生して50周年を迎えた。それを記念して、ドラえもん好きで知られるお笑いコンビ「荒ぶる神々」の馬場さおりに、22世紀に伝えたい名場面を聞いたところ、『大長編ドラえもん1 のび太の恐竜』の一場面が選ばれた。

 * * *
 プテラノドンに囲まれ絶体絶命。もうすぐ食べられてしまう……という絶望的な状況で泣き出すのび太。普通に考えたら「怖くて泣いているんだ」と思いきや、のび太はなんと「怖がってるしずちゃんに何もしてやれなくて悔しい」と無力感で泣いていたことが明かされる。小学生がこの状況で自分を顧みずに他人を思いやって泣けるなんて、どれだけのび太は漢(おとこ)なんだ!と衝撃を受けました。

 この直前のシーンでも、タケコプターを落としたジャイアンを助け、高度がグングン落ちても絶対に手を離さなかった点も男前過ぎてシビれます。ピンチの時こそ本性が現われる……メンバーの中で一番の漢だったのび太としずちゃんが結婚するのは当然の結果だったのかもしれませんね。

 当のしずちゃんは「ね、ね、食べられるときってどんな気持ちかしら」とギャグな発言してますけども。

【『大長編ドラえもん1 のび太の恐竜』とは】
 恐竜の化石を発掘しようとして、恐竜の卵を見つけたのび太。卵からかえったのは、白亜紀の日本近海にいた首長竜(くびながりゅう)の赤ちゃん「ピー助」だった。のび太は成長したピー助を元の世界に返すため、ドラえもん、しずかちゃん、ジャイアン、スネ夫とタイムマシンで白亜紀に向かう。ピー助を狙うハンターに追われながらも、無事にピー助を送り届けるために5人で危険を乗り越えていく。劇場版映画にもなった作品。

「荒ぶる神々」馬場が選んだ名場面は?

●ばば・さおり(右)/1982年生まれ、愛知県出身。2008年、田中勇紀とお笑いコンビ「荒ぶる神々」を結成。趣味は、ドラえもんの知識を増やすこと。ドラえもん大好き芸人として、テレビ出演やトークライブを開催する。

(C)藤子プロ・小学館

※週刊ポスト2020年3月13日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

フジテレビの第三者委員会からヒアリングの打診があった石橋貴明
《離婚後も“石橋姓”名乗る鈴木保奈美の沈黙》セクハラ騒動の石橋貴明と“スープも冷めない距離”で生活する元夫婦の関係「何とかなるさっていう人でいたい」
NEWSポストセブン
原監督も心配する中居正広(写真は2021年)
「落ち着くことはないでしょ」中居正広氏の実兄が現在の心境を吐露「全く連絡取っていない」「そっとしておくのも優しさ」
NEWSポストセブン
休養を発表した中居正広
【独自】「ありえないよ…」中居正広氏の実兄が激白した“性暴力認定”への思い「母親が電話しても連絡が返ってこない」
NEWSポストセブン
指定暴力団六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
〈山口組分裂抗争終結〉「体調が悪かろうが這ってでも来い」直参組長への“異例の招集状” 司忍組長を悩ます「七代目体制」
NEWSポストセブン
筑波大学の入学式に出席された悠仁さま(時事通信フォト)
「うなぎパイ渡せた!」悠仁さまに筑波大の学生らが“地元銘菓を渡すブーム”…実際に手渡された食品はどうなる
NEWSポストセブン
新年度も順調に仕事を増やし続けている森香澄
《各方面から引っ張りだこ》森香澄、“あざとかわいい”だけじゃない「実はすごいアナウンス力」、「SNSの使い方はピカイチ」
NEWSポストセブン
4月7日、天皇皇后両陛下は硫黄島へと出発された(撮影/JMPA)
雅子さま、大阪・沖縄・広島・長崎・モンゴルへのご公務で多忙な日々が続く 重大な懸念事項は、硫黄島訪問の強行日程の影響
女性セブン
女優の広末涼子容疑者が傷害容疑で現行犯逮捕された(左/時事通信フォト)
広末涼子の父親「話すことはありません…」 ふるさと・高知の地元住民からも落胆の声「朝ドラ『あんぱん』に水を差された」
NEWSポストセブン
SNSで出回る“セルフレジに硬貨を大量投入”動画(写真/イメージマート)
《コンビニ・イオン・スシローなどで撮影》セルフレジに“硬貨を大量投入”動画がSNSで出回る 悪ふざけなら「偽計業務妨害罪に該当する可能性がある」と弁護士が指摘 
NEWSポストセブン
筑波大学の入学式に出席された悠仁さま(撮影/JMPA)
悠仁さま、入学式で隣にいた新入生は筑附の同級生 少なくとも2人のクラスメートが筑波大学に進学、信頼できるご学友とともに充実した大学生活へ
女性セブン
都内にある広末涼子容疑者の自宅に、静岡県警の家宅捜査が入った
《ガサ入れでミカン箱大の押収品》広末涼子の同乗マネが重傷で捜索令状は「危険運転致傷」容疑…「懲役12年以下」の重い罰則も 広末は事故前に“多くの処方薬を服用”と発信
NEWSポストセブン
人気のお花見スポット・代々木公園で花見客を困らせる出来事が…(左/時事通信フォト)
《代々木公園花見“トイレ男女比問題”》「男性だけずるい」「40分近くも待たされました…」と女性客から怒りの声 運営事務所は「男性は立小便をされてしまう等の課題」
NEWSポストセブン