俳優の佐藤浩市と元サッカー選手の丸山桂里奈が、映画『Fukushima 50(フクシマフィフティ)』(3月6日公開)の黒板アートイベントに登場した。
同作は、東日本大震災発生時に福島第一原子力発電所に残り続けた50人の作業員を描く。佐藤は渡辺謙とのダブル主演を務める。丸山は「東京電力マリーゼ」時代に福島第一原発に勤務した経験を持つ。
イベントでは、福島の会津学鳳高校美術部員が制作した、チョークで描かれた黒板アートが披露された。黒板には渡辺謙と佐藤の顔が描かれていたが、丸山は「ここまで似てると驚いちゃう」とその出来栄えを称えていた。
東京電力女子サッカー部に在籍していたため、原発事故の際に陣頭指揮にあたった吉田昌郎所長(故人)の部下にあたる立場だったという丸山。吉田氏にお茶を入れていたエピソードを明かし、作品を見て涙が止まらなかったと語った。
撮影/高柳茂