薄い黄緑の鶸色の生地に、南天の朱と金糸を使った金駒刺繍。目にも麗しい着物に、人間国宝の染織家・北村武資さんの帯を締めた滝川クリステル(42才)が、大臣の妻としてのデビューを飾った。
2月23日、皇居宮殿豊明殿で開かれた天皇陛下60才の誕生日を祝う「宴会の儀」に、夫の小泉進次郎環境相(38才)とともに出席した。即位後初めてとなる今年は、安倍晋三首相や国会議員ら464人が参加。滝川は皇后雅子さまと豪華ランチでの“初対面”となった。
夫妻の人気のピークは、結婚発表の瞬間だったかもしれない。結婚後、進次郎氏は過去の女性遍歴が次々と報じられただけでなく、逢瀬に使ったホテル代を政治資金、つまり血税で支払っていた疑惑が浮上。大臣としての資質を疑う声もあがった。
一方の滝川も、結婚を報告するインスタグラムで《「政治家の妻はこうあるべき」という形に捉われず》と豪語したものの、愛犬・アリスが進次郎氏の暮らす議員宿舎では飼えないことを理由に、都内の高級マンションで“別居”生活を送っていることなどが非難の的となった。
「つい先日も、進次郎氏が新型肺炎の対策会議を欠席した日に、夫婦そろって地元・横須賀市で開かれた後援会の新年会に参加していたことが明らかになり、自覚の欠如が指摘されました。いまやふたりは、将来の総理とファーストレディーというよりも、“問題夫妻”として注目されていて、まさに正念場といえます」(全国紙政治部記者)
そうした中での宴会の儀は、失敗など許されない舞台。滝川はメディアの和装特集にもたびたび登場するほどの和服好き。着物業界にも精通しており、その知識を生かした“秘策”で挑んでいた。
「今回の着物は、以前CM撮影時にお世話になった呉服屋さんからレンタルしたものだそうです。宴会の儀のような場面では、和装なら最も格式の高い留袖を着るのが一般的ですが、この日滝川さんが着ていたのは、格が1つ下の訪問着。一歩下がった、奥ゆかしさを強調したかったんでしょうか。それでも帯に人間国宝の作品をチョイスするあたりは、彼女らしい(笑い)」(滝川の知人)
晴れ舞台のデビューはまずまずといったところのようだ。
※女性セブン2020年3月19日号