国内

外出時のコロナ予防、上着の素材やエレベーターに注意を

施設にあるアルコール消毒は積極的に使った方がいい(Ph:Getty Images)

 世界規模で増え続ける新型コロナウイルスの感染者。もはや街中に、感染リスクが潜んでいると考えて生活すべきだ。そんななかで、どうやって感染リスクを下げればいいのだろうか──。

◆ツルツルしたものを身につけない!

 上着に付着するウイルスも気になるが、日々の暮らしで外出する際にいちいち防護服を着るわけにもいかない。

「上着は素材に注意して」と呼びかけるのは血液内科医の中村幸嗣さん。

「金属やプラスチックなど表面がツルツルしたものは新型コロナウイルスの生存期間が長いとの報告があります。一般のウールやシルク、革製品ならそれほど影響はないはずです」

 ナイロンやビニールなどツルっとした素材は避けた方が無難だ。貴金属のネックレスなどもウイルスが長期間付着する可能性があるので、気になるなら避けた方がベターだろう。

◆乗るならエスカレーター? エレベーター?

 デパートや駅などを利用する際、フロア間の移動方法にも頭を悩ませる。秋津医院院長の秋津壽男さんは「エレベーターが危ない」と指摘する。

「エスカレーターはオープンエアーな状態で、ほかの乗客と顔と顔を向き合わせるリスクがありません。一方のエレベーターは狭い密閉空間のうえ、満員電車のように混み合うリスクもあります」

 エレベーターを利用する際は最も奥に立ち、人と向き合わないようにすればせきやくしゃみによる飛沫感染の可能性を減らすことができる。

◆アルコール消毒も実は汚れている?

 デパートやオフィスなどの入り口に置いてあるアルコール消毒。

「使った方がいいのかなと思いつつ、抵抗があります。プッシュ部分は誰が触ったかわからないので、逆にウイルスがつかないか不安」(50代主婦)

 秋津さんは「迷わず使うべし」と指摘する。

「たとえプッシュ部分にウイルスがついていても、直後のアルコール消毒であっという間に消毒できます。アルコール消毒を見つけたらこまめに使えば、そのたびに汚れをリセットできます」

◆カード払いで感染率が下がるって本当?

 中国では、ウイルスがついている可能性がある紙幣を除菌するとの報道があった。「実際問題、紙幣や硬貨はすごく汚いんです」と指摘するのは秋津さん。

「お札はさまざまな人の手を介しているので実はとても汚れています。いくら汚くても除菌や洗濯はしづらいので、ウイルスが付着しているリスクは避けられません」

 そこで推奨されるのが電子マネーによる支払いだ。

関連記事

トピックス

田村瑠奈被告(右)と父の修被告
「ハイターで指紋は消せる?」田村瑠奈被告(30)の父が公判で語った「漂白剤の使い道」【ススキノ首切断事件裁判】
週刊ポスト
指定暴力団六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
暴力団幹部たちが熱心に取り組む若見えの工夫 ネイルサロンに通い、にんにく注射も 「プラセンタ注射はみんな打ってる」
NEWSポストセブン
10月には10年ぶりとなるオリジナルアルバム『Precious Days』をリリースした竹内まりや
《結婚42周年》竹内まりや、夫・山下達郎とのあまりにも深い絆 「結婚は今世で12回目」夫婦の結びつきは“魂レベル”
女性セブン
騒動の発端となっているイギリス人女性(SNSより)
「父親と息子の両方と…」「タダで行為できます」で世界を騒がすイギリス人女性(25)の生い立ち 過激配信をサポートする元夫の存在
NEWSポストセブン
宇宙飛行士で京都大学大学院総合生存学館(思修館)特定教授の土井隆雄氏
《アポロ11号月面着陸から55年》宇宙飛行士・土井隆雄さんが語る、人類が再び月を目指す意義 「地球の外に活動領域を広げていくことは、人類の進歩にとって必然」
週刊ポスト
九州場所
九州場所「溜席の着物美人」の次は「浴衣地ワンピース女性」が続々 「四股名の入った服は応援タオル代わりになる」と桟敷で他にも2人が着用していた
NEWSポストセブン
初のフレンチコースの販売を開始した「ガスト」
《ガスト初のフレンチコースを販売》匿名の現役スタッフが明かした現場の混乱「やることは増えたが、時給は変わらず…」「土日の混雑が心配」
NEWSポストセブン
希代の名優として親しまれた西田敏行さん
《故郷・福島に埋葬してほしい》西田敏行さん、体に埋め込んでいた金属だらけだった遺骨 満身創痍でも堅忍して追求し続けた俳優業
女性セブン
佐々木朗希のメジャーでの活躍は待ち遠しいが……(時事通信フォト)
【ロッテファンの怒りに球団が回答】佐々木朗希のポスティング発表翌日の“自動課金”物議を醸す「ファンクラブ継続更新締め切り」騒動にどう答えるか
NEWSポストセブン
越前谷真将(まさよし)容疑者(49)
《“顔面ヘビタトゥー男”がコンビニ強盗》「割と優しい」「穏やかな人」近隣住民が明かした容疑者の素顔、朝の挨拶は「おあようございあす」
NEWSポストセブン
歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
天皇陛下にとって百合子さまは大叔母にあたる(2024年11月、東京・港区。撮影/JMPA)
三笠宮妃百合子さまのご逝去に心を痛められ…天皇皇后両陛下と愛子さまが三笠宮邸を弔問
女性セブン