水城せとなが描くボーイズラブ(以下BL)漫画、『窮鼠はチーズの夢を見る』が実写映画化され、今年6月に公開を控えている。そこで、ゲイの今ヶ瀬渉を演じる成田凌、そして彼が思いを寄せるノンケの大伴恭一を演じるのが関ジャニ∞の大倉忠義だ。
原作にはすでに多くのファンがついており、かねてよりBL好きの間でも「聖典」的な存在として知られていた。今回、映画公開に先立って公開された予告編も大きな話題を呼んでいる。BL漫画を愛好し、原作も大好きだというという女性Aさん(20代)はこう語る。
「予告編が公開されてすぐ、すさまじい動画再生回数を記録し、若い女子の間ではかなりの話題となりました。BL業界ではノンケとゲイの間の恋愛を描く作品はメジャーで、その人間的葛藤が読者の感情を揺さぶります。昔はBLというと、いわゆる『腐女子』が愛好するジャンルだと思われていましたが、『窮鼠はチーズの夢を見る』は男性の読者や腐女子以外の愛読者も多く、作品としてもクオリティが高い。
今回の予告編では、成田凌さんはもとより、大倉忠義さんの魅力に惹かれました。これまで関ジャニ∞は詳しく知らなかったんですが、予告編の演技を観て魅了され、そこから大倉さんのことを調べ始めています」(Aさん)
大倉のジャニーズアイドルらしからぬ体当たり演技には、原作ファンも注目しているようだが、元々の大倉ファンはどう思っているのか。大倉のファン歴10年超という女性Bさん(30代)は興奮気味にこう語る。