東日本大震災から9年。自然災害は年々、加速するように増え続けている。いつどんな災害に見舞われるかもわからない状況では、もはや自分の命を自分で守っていくしかないだろう。そして、生き抜くヒントとなるのが過去の災害だ。
「3.11のとき、日頃から備えていた私自身も、赤ちゃんを抱えた状況で身動きが取れませんでした。この日の経験から真剣に防災を考えるようになったんです」と言うのは防災アドバイザーの地曵美香さん。千葉県在住で昨年の台風被害を体験し、その経験も防災に生かしている。
そんな地曵さんの家族では、各自が非常用持ち出し袋を用意している。その中には、次の15アイテムが入っている。
【1】携帯トイレ
【2】家族各々の好きな食べ物
【3】水とコップ、ウオータータンク
【4】新聞紙、ライター、軍手
【5】アルミシート、使い捨てカイロ
【6】ラジオ付き懐中電灯、ミニ懐中電灯
【7】常備薬、持病用の薬(お薬手帳など)、軟膏
【8】消毒液、マスク、手袋、止血パット
【9】オーラル用品、歯磨きナップなど
【10】下着、羽織れるもの、靴下、合羽
【11】ポリ袋、スーパーの袋、先割れスプーン、割り箸
【12】ウエットティッシュ、体を拭くシート
【13】生理用品、トイレットペーパー
【14】飲食物を加熱するヒートパック、水でもどるタオル
【15】ペン、付箋などの文房具
来たるべき大災害に備えて、この15アイテムはぜひとも揃えておきたい。
【プロフィール】
防災アドバイザー・地曵美香さん/危機管理教育研究所認定講師、千葉県災害対策コーディネーター、ポリ袋料理研究家、食育アドバイザー。防災のアドバイスや災害食教室を開催。
※女性セブン2020年3月26日・4月2日号