3月13日公開の映画『貴族降臨 PRINCE OF LEGEND』で主演を務める俳優でダンサーの白濱亜嵐(26)。華やかなルックスとエキセントリックな役柄から映画では型破りな人物に映るが、そうした演技を可能にしているのは、白濱自身がもつ“マトモな人間性”だった。
1993年愛媛県出身の白濱は、中学時代にJ SOUL BROTHERSに感化され、次第にEXILEへの憧れを強めていった。ほどなく姉でモデルのラブリ(30)とともに上京し、16歳のときに劇団EXILEに入団。“風組”を結成する。
白濱の名前が一躍知られるようになったのは、劇団EXILEを脱退し、ダンス&ボーカル・グループGENERATIONSのメンバーとなってからだろう。2014年1月に白濱は同グループのリーダーに就任し、3か月後にはパフォーマーとして本家EXILEの新たなメンバーにも加わることになった。
同年にはSF青春ドラマ『セブンデイズ リポート』で映画初主演も果たしている。2014年は彼にとって飛躍の年だったと言っていいだろう。その後は音楽活動はもとより、テレビドラマや舞台、映画、声優、そしてダンサーとして精力的に活動し、その才能を発揮してきた。
そんな白濱が主演を務めて話題を呼んでいる『貴族降臨~』は、EXILE HIRO がエグゼクティブプロデューサーを務める「PRINCE OF LEGEND」シリーズの劇場版第2弾。眉目秀麗な“王子たち”が頂点を目指して競い合うストーリーだ。白濱は、土木業者の社長からホストクラブの代表へと上り詰めた“貴族”であるドリー=安藤シンタロウ役を演じている。
映画のストーリーだけを見ると絵に描いたような成功譚で、功成り名を遂げてきた白濱自身の人生とも重なるようにも見える。だが彼は決して棚牡丹(たなぼた)で成功を手中に収めたわけではない。