NBAワシントン・ウィザーズの八村塁やメンフィス・グリズリーズの渡邊雄太など、日本人NBAプレイヤーが活躍することで、注目が高まっているバスケットボール。
だが、テレビでみた憧れのプレイヤーのようになりたいという子供たちは、いきなりNBAのようなルールではプレイできないようだ。
バスケットボールでは年齢でルールが大幅に変わり、小学生以下は、「ミニバスケット(ミニバス)」と呼ばれる競技となる。
コートの広さやゴールの高さ、ボールといった設備・道具の規制が多いなか、目を引くのが、バスケットボールの花形ともいえる「3ポイントシュート」が存在しないことだ。コート上のどこからシュートを決めても入るのは2点となる。
「日本バスケットボール協会では2015年から15歳以下にゴール下を固める『ゾーンディフェンス』を禁止している。世界で戦える選手を育成すべく、1対1の能力を高めることが目的といいます。そういう方針ならば、NBAをはじめ世界では3ポイントを多投する潮流にあるのだから、ミニバスにも3ポイントがあっていいのではないかとする声もある」(ミニバス関係者)
※週刊ポスト2020年3月20日号