最優秀主演女優賞を韓国人女優のシム・ウンギョン(25才)が射止め、本家のアカデミー賞さながらのグローバリズムが注目を浴び、幕を下ろした今年の日本アカデミー賞。
「関係者の間でそれ以上の“注目”を集めたのは、ある大女優2人の7年ぶりの邂逅でした」(芸能関係者)
天海祐希(52才)と宮沢りえ(46才)の“共演”が、関係者の間で驚きを呼んでいる。天海は『最高の人生の見つけ方』で最優秀助演女優賞に、宮沢は『人間失格 太宰治と3人の女たち』で最優秀主演女優賞にノミネート。受賞パーティーで2人は、『最高の~』で主演を務めた吉永小百合(74才)を挟んで座り、円卓を囲んでいた。
実は、2人の間にはある“気まずい関係”が囁かれていた。
「2013年の舞台『おのれナポレオン』の上演期間中、主演を務めていた天海さんが公演を残したまま心筋梗塞で入院し、代役に抜擢されたのが宮沢さんでした。
宮沢さんは急な指名でわずか2日半の稽古しかできなかったにもかかわらず、ノーミス演技で代役を務め上げ、喝采を浴びました。一方、宝塚出身で舞台にかける思いの強い天海さんは、1か月以上前から体力作りに励んで臨んでいた。それだけに、2日半で観客の期待に応えた宮沢さんの活躍に、複雑な思いを抱いていたのではないかといわれたのです。一部では“天海さんが宮沢さんに闘志を燃やしている”とも囁かれました」(舞台関係者)
その後、2人の大女優の共演は見られず、ようやく顔を合わせたのが今回の日本アカデミー賞の晴れ舞台だった。