“命を守るプロ”である医師たちは、自身の健康を保つため、どのように検査を受けているのか──。本誌・週刊ポストは20人の現役医師に12問のアンケート調査を実施した。そのうち、定期健診に関する3つの問いへの回答結果(別掲グラフ参照)を公開しよう。
【Q1】年に1度の定期健診は受けていますか?
【Q2】定期健診の結果は何年前のものまで手元に保管していますか?
【Q3】検査で血圧(収縮期血圧)がいくつ以上になったら薬を服用しますか?
【Q1】では、年に1度の「定期健診」は85%の医師が「受けている」と回答。多くの医師が定期的に数値の変化をチェックすべきとの見方だった。
一方、「受けていない」とした医師の意見には、健康診断の意義に疑問を問いかけるものがあった。
「生活習慣病のリスクが高い人が検査結果を受けて生活習慣改善をするためのもので、全員が毎年受ける必要があるものではないと思います」(医療ガバナンス研究所の上昌広医師)
健診の結果は、ほとんどの医師が数年分を保管していた【Q2】。「保管していない」と答えたのは「受けている」と答えた中では1人だけ(5.9%)。
「とっておくべき。検査値がいつから変化し始めたかを把握することが重要です」(ナビタスクリニックの久住英二医師)