“命を守るプロ”である医師たちは、自身の健康を保つため、どのように検査を受けているのか──。本誌・週刊ポストは20人の現役医師に12問のアンケート調査を実施した。そのうち、人間ドックに関する4つの問いへの回答結果(別掲グラフ参照)を紹介する。
【Q4】何年に1回人間ドックを受けていますか?
【Q5】人間ドックは何歳から受け始めましたか?
【Q6】脳ドックは受けていますか?
【Q7】大腸内視鏡は受けていますか?
【Q4】「人間ドック」については、毎年受けている医師はわずか15%にとどまり、「受けない」が60%となった。その理由については、
「肝臓に持病があることがわかっているので、検査を選んで受けている。パッケージで受ける必要はない」(ナビタスクリニック川崎の谷本哲也医師)
といった声があがった一方、「2年に1回受けている」というのは、神奈川歯科大学附属病院高齢者内科の眞鍋雄太医師。
「実父が胃がんで亡くなっていることと、自身が脳神経系を専門としているので、胃がん・脳卒中に関しては早期発見、早期治療の重要性が身に沁みてわかっているから」
脳ドック【Q6】についても「受けない」が45%で最多だったが、頻度は異なるものの「受けている」派も40%いた。
「毎年受けてもいいが、異常がなければ受ける必要はない。節目ごとに受ける程度の頻度で十分です」(「2~3年に1回」と回答した秋津医院院長の秋津壽男医師)