2009年『カキフライが無いなら来なかった』、2010年『まさかジープで来るとは』に続く第3弾、『蕎麦湯が来ない』(マガジンハウス、1400円)を上梓した文筆家のせきしろさんと又吉直樹さん。
二人がその目で捉える世界の可笑しさと優しさは、どこか自意識過剰で生きづらそうで、じわじわ胸にあたたかな気持ちが広がって、読む手が止まらなくなる。そんな2人に気になる7つの質問を投げかけてみた。
Q1:最近読んで面白かった本は?
せ「『消された一家―北九州・連続監禁殺人事件』(豊田正義著)です」
又「漫画なんですが、大橋裕之さんの『音楽』」
Q2:新刊が出たら必ず読む好きな作家は?
せ「いないですね。僕は古いものしか読まないんです」
又「中村文則さんとか西加奈子さんとかですかね」
Q3:好きなテレビ番組は?
せ「ドキュメンタリーですかね」
又「『渡辺篤史の建もの探訪』です」
Q4:最近見て面白かった映画は?
せ『ハッピー・デス・デイ』
又『フレンチアルプスで起きたこと』
Q5:最近気になるニュースは?
せ「野村(克也)監督が亡くなったこと」
又「僕、サッカーが好きなんで、海外サッカー事情ですかね」
Q6:最近ハマっていることは?
せ「そんなないですけど、朝起きたら喫茶店に行くことかな。コーヒーを飲みます」
又「いまさらですけど、読書です」
Q7:運動はしていますか?
せ「散歩くらい」
又「ちょっと走ったりし始めてます」
【Profile】
せきしろさん
1970年北海道生まれ。文筆家。主な著書にエッセイ集『去年ルノアールで』『たとえる技術』や小説『逡巡』などがある。西加奈子さんとの共著『ダイオウイカは知らないでしょう』では短歌に挑んでいる。
又吉直樹さん
1980年大阪府生まれ。芸人。著書にエッセイ集『東京百景』『夜を乗り越える』や小説『劇場』『人間』がある。2015年「火花」で芥川賞を受賞。堀本裕樹さんとの共著『芸人と俳人』では俳句に挑んでいる。
※女性セブン2020年3月26日・4月2日号