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センバツ球児救済案 江川、松坂、赤星、ヨネスケらの私案

「甲子園の怪物」が考える救済案は(時事通信フォト)

 戦後初となるセンバツ中止──その知らせを受けた代表校の球児たちは人目もはばからず泣きじゃくった。

「新型コロナウイルスの感染拡大を考えれば、中止は仕方ない」
「他の高校スポーツの選手たちも我慢している。特別扱いはできない」

 そんな意見もあるものの、一世一代の晴れ舞台を奪われた球児たちの心中は察するに余りある。センバツ中止が発表された3月11日の会見で、日本高野連の八田英二会長はこう語った。

「何らかの形で甲子園に来ていただけたら。甲子園の土を踏めるように検討していきたい」

 だが、現時点では具体的なプランは何一つ明らかにされていない。そんな中、かつての甲子園のスターたちが独自の「救済私案」を披露し始めている。

 まず、作新学院のエースとして甲子園を沸かせ、「怪物」と呼ばれた元巨人の野球解説者・江川卓氏(64)が口火を切った。

〈元球児として言わせてほしい。このまま春の出場校が甲子園に出場できずに終わるのはあまりにかわいそう。(中略)夏の大会にセンバツ出場校も参加して、一緒に試合ができないものか〉(日刊スポーツ3月12日付)

 すると今季から古巣・西武に復帰した「平成の怪物」こと松坂大輔(横浜高OB)も、「甲子園が一生に一度の人もいる。なかったことにするのではなく、夏に出られるようにするのが理想だと思う」と賛同した。

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