きちんと検査を受けていれば健康で長生き──というのは思い込みなのかもしれない。本誌・週刊ポストが現役医師20人へ12のアンケート調査を実施、その中から2つの調査結果を紹介する。“医師の本音”の中から浮かび上がってきた検査の必要性とは?
【Q】検査が受けられる医療機関のインターネット上の口コミは信用できますか?
医療機関のインターネット上の口コミ(別掲グラフQ4)は、8割の医師が「信用できない」と答えた。
「医療についてではなく、接遇の良し悪しに終始しているものが多い。病院とレストランを同じレベルで考えている」(国際医療福祉大学大学院教授の武藤正樹医師)
「ある程度信用できる」と答えた柴田内科・消化器科クリニック院長の柴田実医師も「身内を褒めているような“サクラ”を見分けることができれば」との条件付きだった。
【Q】検便にはやる意味があると思いますか?
検便(便潜血検査/別掲Q7)については、「意味がある」が85%を占めた。
「大腸内視鏡検査をやるべきかどうかの判断ができる。ただし、はじめから大腸内視鏡検査を受けるつもりの人は不要」(柴田医師)
※週刊ポスト2020年4月3日号