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コロナだけではない 高齢者のための感染症対策、7つの基本

手洗いも重要な対策になる

 世界的に猛威を振るう新型コロナウイルスだけでなく、高齢者がかぜやインフルエンザなど感染症全般にかかると重症化しやすい。ウイルスに感染しないよう、重症化しないよう、適切な知識を持ち、“基本の予防策”をとることが重要だ。また、免疫力を下げないことが防御になることも心得ておきたい。そこで、高齢者の感染対策の7つの基本を紹介する。

【1】「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)」の基礎知識

・感染しても、軽症、無症状のまま回復する人も多い
・高齢者、基礎疾患(糖尿病、心不全、慢性閉塞性肺疾患など)がある人は重症化しやすい
・症状が出るまでの潜伏期間1~12.5日(多くは5~6日)
・主な症状はかぜの諸症状・37.5℃以上の発熱・強だるさ・息苦しさ
・主な感染経路は飛沫感染と接触感染
・アルコール消毒、塩素系漂白剤消毒が有効

飛沫感染→混んだ電車、イベント会場など換気が不充分な屋内の人混み、人との距離が充分確保できない場所、2m以内での会話などに注意。

接触感染→乗り物のつり革、手すり、ドアノブ、スイッチなど、感染者が一定時間いたと思われる場所、物に注意。

【2】予防策・手洗いが重要

 手を介して感染する接触感染を防ぐ効果的な策。少なくとも外からの帰宅後には必ず手洗いを。石けんなどをよく泡立て、2回洗い+アルコール消毒はなお有効。手洗い後、手をよく乾かすことも大事。

【3】予防策・マスク、めがね

 感染者が飛沫を広げない、外出先で不用意に口や鼻を触らずにすむなどの効果は見込めるが、一般的なマスクではウイルス感染を完全防止できないと認識しておくこと。同様にだてめがねでも目に触るのを防げる。

【4】免疫力を下げない策・睡眠

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