新型コロナウイルス拡大の影響を受け、TBSは4月4日から19日までドラマやバラエティ番組の収録をやめると発表。また、テレビ東京も生放送以外の収録をやめ、出社人数も減らすことを発表した。しかし、テレビをつければ生放送の情報番組を含め何らかのコンテンツは流れている。撮影現場ではどのようなケアをしているのか、4月2日に生放送に出演したネットニュース編集者の中川淳一郎氏がテレビ局の対応について紹介する。
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私が出演したのはAbemaTVの『Abema Prime』です。今後隔週で木曜日にレギュラー出演することになったのですが、以前出演した時とは段違いのピリピリムードでした。誰もが「ウチの番組からコロナ感染者を出したくない。クラスターになりたくない」という意識をもって仕事をしているように感じました。テレビ朝日の「けやき坂スタジオ」から生中継をしたのですが、普段はスタジオの外に出演者のファンが鈴なりになっているのですが、今回はほとんど人がいませんでした。
その前段階として……。まず、事前に送られてくる当日のスケジュールや台本には「館内に入る時にアルコール消毒をするように」「スタジオに入る前に全員が体温検査をする」の注意書きがあります。スタッフは全員がマスクをしています。
検温についてですが、おでこにつけてピッとボタンを押せば測れるタイプではなく、脇に挟むタイプの体温計を使いました。どうやらおでこタイプのものはテレビ朝日は大量に注文したものの、全現場に体温計を配った関係で同番組にはそのタイプが行き渡っていないようです。検温時間もかかるため、おでこタイプを新たに注文したということです。一人が検温したところでスタッフが除菌シートで拭き、次の人に渡していきます。スタジオに入る人全員の名前が書いた表があり、そこに体温を記入していき、37.5度以上ある人は中に入ることができません。それは番組の顔であるMCも同様です。
さて、スタジオ内部の様子ですが、番組進行担当・平石直之アナのツイートに基本が書かれています。写真と合わせてご参照ください。以下、平石アナのツイートです。
「スタジオの“3密”対策 【1】出演者の間隔をあけて、“密接”を避ける【2】スタジオ内のスタッフは最小限にして、“密集”を避ける【3】扉を開けて、“密閉”を避ける また、テーブルやマイクなどをきれいに消毒。出演者もスタジオ入り前に検温。」