新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、4月19日に予定されている秋篠宮さま(54才)が皇位継承順位第1位の「皇嗣」となられたことを内外に示す「立皇嗣の礼」の開催規模が縮小。さらに緊急事態宣言の発令によって、儀式そのものが無期限延期になる可能性も高くなってきたという。
もしも、実際に立皇嗣の礼は無期延期となったら、その影響は大きい。儀式が終わり次第、秋篠宮家に関するいくつもの重要事項が動き出すはずだったのだが、それらもストップすることになる。
1つは、眞子さま(28才)と婚約内定者の小室圭さん(28才)のご結婚についての発表だ。
「御代がわりの重要行事である立皇嗣の礼に水を差すことになりかねないため、一連の行事が終わるまで眞子さまは発表されないとみられていました。立皇嗣の礼が延期となれば、伴って眞子さまの発表も再び“無期延期”になる可能性が高い。いつまで曖昧な状態が続くのか、国民も疑問に思うでしょう」(皇室ジャーナリスト)
もう1つは、女性宮家創設についての議論だ。政府は立皇嗣の礼の終了後に、女性宮家創設を含めた安定的な皇位継承について具体的な検討に入ると明らかにしている。しかし、立皇嗣の礼が終わらない限り、そうした議論も始めることができないだろう。
「女性宮家創設は、その“当事者”である眞子さまや佳子さまの将来にかかわる大きな問題です。愛娘にとっての重要事項が決まらないまま時間が過ぎると、紀子さまの心労はさらに積み重なることになる」(宮内庁関係者)
そして、長男の悠仁さま(13才)の今後についても影響は大きい。皇位継承権を持つ男性皇族が減少し、女性天皇を望む国民の声は大きくなっている。直近の世論調査でも女性天皇を支持する声は8割を超えた。
「女性天皇容認論が増え、『愛子天皇』を望む声も高まりを見せています。そうした機運はそのまま悠仁さまの将来にも直結します。
女性天皇を含め、皇位継承について早く結論を出すことが政府に求められますが、それも立皇嗣の礼が延期されれば棚上げされかねません」(別の宮内庁関係者)
立皇嗣の礼の無期延期は、ドミノ倒しのように、さまざまな懸案事項さえも先送りさせることになる。
「とはいえ、眞子さまも佳子さまも年を重ねられ、そのうちに佳子さまだって結婚を考えられる場面もあるでしょう。悠仁さまも再来年には高校受験を控えています。決めるべきことは、早く決めないと取り返しのつかないことになります」(前出・宮内庁関係者)
紀子さまの悩みは尽きない。
※女性セブン2020年4月23日号