いま、50~70代の中高年層で「メルカリ」や「ラクマ」等のフリマアプリを始める人が増えているというが、実際にどんなものを買い、売っているのか。
フリマアプリ大手のメルカリとラクマの協力のもと、ランキング化した(表を別掲)。
まずはメルカリ。50~60代の男性は、レコードなど、これまで趣味で集めていたコレクション系を売る傾向にあるようだ。メルカリでは50~60代男性の取引成立率は36.97%。若年層の平均取引成立率と比べると高いという。
「購入ではペット用品がランキングに入ってきています。もしかしたらお子様が巣立ち、ペットを飼うようになってそのグッズを購入しているのかもしれません」(メルカリのPR担当・鈴木万里奈氏)
一方のラクマでは60~70代ともに、購入の上位に食品がランクインしているのが特徴的だ。
「シニア世代の大きな特徴と言えると思います。終活で利用しているので、もう物を増やしたくない。いらないものを出品して得たお金で消費できるもの、食品を買うという傾向にあります」(ラクマを運営する楽天C2C事業部の井出詩奈野氏)
食品の中でも人気なのが農林水産省が推進する「農業女子PJ」とコラボした「ラクマファーマーズマーケット」。登録してある生産者から購入でき、重たい米や野菜なども自宅に届けてくれるため好評だとか。
※週刊ポスト2020年5月1日号