国内

コロナ拡大中に地震が来たらどこに避難する? 車中泊も視野に

避難所に行くのは実は…

 新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、外出自粛となっている今。もしも、大きな地震が発生したら、どこに避難すべきなのか。【A】避難所に行く、【B】在宅待機、のどちらが正しいのだろうか──。

「狭い場所に多くの人が集まる避難所は、密閉・密接・密集のいわゆる“3密”を代表するような場所であり、コロナに限らず、あらゆる感染症が広まりやすい場所です」

 とは、災害危機管理アドバイザーの和田隆昌さんだ。

 ただでさえ、避難所の生活はストレスが多く、疲労もたまりやすいため免疫力が低下しやすい。さらに、ウイルスに負けない抵抗力をつけようにも、食料不足で充分な栄養を摂りづらい。

 東日本大震災や熊本地震の際も、インフルエンザやノロウイルスなどの感染症が避難所で発生したという。

「これまでも避難所では、手洗い・手指消毒の徹底、定期的に窓やドアを開けて換気を行う、発熱がある人は個別の部屋を用意するなどの感染症対策を行ってきました。ただコロナの場合、無症状なケースもあり誰が感染しているかわからないので、知らないうちに避難所で感染が拡大してしまう可能性も。自治体や専門家の中には、いまの状況では避難所を開設できないのではと、懸念している人もいます」(和田さん・以下同)

 つまり【B】「在宅避難」が妥当となる。ただし、あくまで自宅が倒壊する恐れや、津波に襲われる可能性がない場合に限っての話だ。

関連記事

トピックス

広末涼子(時事通信フォト)
【自称・広末涼子容疑者が逮捕】「とってもとっても大スキよ…」台湾フェスで歌声披露して喝采浴びたばかりなのに… 看護師女性に蹴り、傷害容疑
NEWSポストセブン
自宅で亡くなっているのが見つかった中山美穂さん
《中山美穂さん死後4カ月》辻仁成が元妻の誕生日に投稿していた「38文字」の想い…最後の“ワイルド恋人”が今も背負う「彼女の名前」
NEWSポストセブン
工藤遥加(左)の初優勝を支えた父・公康氏(時事通信フォト)
女子ゴルフ・工藤遥加、15年目の初優勝を支えた父子鷹 「勝ち方を教えてほしい」と父・工藤公康に頭を下げて、指導を受けたことも
週刊ポスト
山口組分裂抗争が終結に向けて大きく動いた。写真は「山口組新報」最新号に掲載された司忍組長
「うっすら笑みを浮かべる司忍組長」山口組分裂抗争“終結宣言”の前に…六代目山口組が機関紙「創立110周年」をお祝いで大幅リニューアル「歴代組長をカラー写真に」「金ピカ装丁」の“狙い”
NEWSポストセブン
「衆参W(ダブル)選挙」後の政局を予測(石破茂・首相/時事通信フォト)
【政界再編シミュレーション】今夏衆参ダブル選挙なら「自公参院過半数割れ、衆院は190~200議席」 石破首相は退陣で、自民は「連立相手を選ぶための総裁選」へ
週刊ポスト
中居正広氏と報告書に記載のあったホテルの「間取り」
中居正広氏と「タレントU」が女性アナらと4人で過ごした“38万円スイートルーム”は「男女2人きりになりやすいチョイス」
NEWSポストセブン
Tarou「中学校行かない宣言」に関する親の思いとは(本人Xより)
《小学生ゲーム実況YouTuberの「中学校通わない宣言」》両親が明かす“子育ての方針”「配信やゲームで得られる失敗経験が重要」稼いだお金は「個人会社で運営」
NEWSポストセブン
『月曜から夜ふかし』不適切編集の余波も(マツコ・デラックス/時事通信フォト)
『月曜から夜ふかし』不適切編集の余波、バカリズム脚本ドラマ『ホットスポット』配信&DVDへの影響はあるのか 日本テレビは「様々なご意見を頂戴しています」と回答
週刊ポスト
約6年ぶりに開催された宮中晩餐会に参加された愛子さま(時事通信)
《ティアラ着用せず》愛子さま、初めての宮中晩餐会を海外一部メディアが「物足りない初舞台」と指摘した理由
NEWSポストセブン
「フォートナイト」世界大会出場を目指すYouTuber・Tarou(本人Xより)
小学生ゲーム実況YouTuberの「中学校通わない宣言」に批判の声も…筑駒→東大出身の父親が考える「息子の将来設計」
NEWSポストセブン
大谷翔平(時事通信)と妊娠中の真美子さん(大谷のInstagramより)
《妊娠中の真美子さんがスイートルーム室内で観戦》大谷翔平、特別な日に「奇跡のサヨナラHR」で感情爆発 妻のために用意していた「特別契約」の内容
NEWSポストセブン
沖縄・旭琉會の挨拶を受けた司忍組長
《雨に濡れた司忍組長》極秘外交に臨む六代目山口組 沖縄・旭琉會との会談で見せていた笑顔 分裂抗争は“風雲急を告げる”事態に
NEWSポストセブン