コロナウイルス騒動で世は外出自粛中。恋人と会うこともままならない状況だが、普段から人目を忍んでいる不倫カップルはどうしているのか。
「彼は仕事が不規則で、いつも遅い時間まで付き合ってくれて、たまに休日でも会える人だったんです。それがこんなにも会えなくなるなんて……」
そうため息をつくのは、都内のメーカーに勤めるハルカさん(37)だ。緊急事態宣言が出た4月7日から、不倫相手の男性と会えていないという。
「夜の飲食店がデートの場所だったので、営業自粛や短縮営業になったことが大きかったです。最初は“俺は平気だよ”と気にしていなかった彼が、感染者が増えて濃厚接触者や感染経路が報じられるようになってくると、私の家に来なくなったんです。最後に会った時も、“三密でない店にしよう”と言うから2軒目のバーには結局入らず、“キスは濃厚接触だから”としないままでした。
頻繁だったLINEも在宅勤務の彼には気を使ってできずにいます。家にほとんど居つかなかった彼がずっと家庭にいるんだって考えると、やっぱり落ち込みますよね」
外出を控え、人との接触を避ける──新型コロナ感染防止の対策は、不倫カップルにとっては大きな障害となっている。
「6年続いた不倫関係ですが、今回のコロナで目が覚めました」
そう語るのは、派遣社員のユイさん(34)だ。