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夢のハワイへ『アップダウンクイズ』、優勝者が語る思い出

道蔦岳史氏は「20周年記念全国大会」で優勝した

 1963年から1985年に放送され、最高視聴率39.2%を記録したクイズ番組『アップダウンクイズ』(TBS系)は、必ず同じ言葉で番組が始まった。

「ハワイへのご招待、10問正解して、さあ、夢のハワイに行きましょう」

 当時毎日放送のアナウンサーだった司会・小池清のソフトな呼びかけで始まる番組は、一般人が出場して豪華商品を競い合う民放クイズ番組の“草分け”と評される。

 番組がスタートした1963年は、まだ海外旅行が自由化される前。10問正解の賞品のハワイ旅行は、庶民にとっては夢だった。

「早押しなので、10問目が近づくと解答者も焦るんでしょう。あと一歩で“お手つき”してしまうこともよくあった。晩御飯を食べながら家族で見ていたけど、そんな時は食卓に悲鳴が上がりましたよ(笑い)」(63・事務職)

「家族で番組を見ながら問題を解いて、誰が一番正解したかを競うのも楽しかった。解答者より早く正解を言った時の、父の自慢気な表情が忘れられません」(59・会社員)

◆放送日にちなんだ問題

 1983年に行なわれた「20周年記念全国大会」で10問正解して優勝したのは、当時、東京学芸大学の学生で、後にクイズ作家になった道蔦岳史(みちつた・たけし)氏だ。

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