芸能

朝ドラ登場の志村けん「僕のシーンは困ったことに笑いがない」

朝の連続テレビ小説『エール』で日本音楽界の重鎮・小山田耕三役を演じた志村けんさん

 新型コロナウイルスによる肺炎で3月29日に亡くなった志村けんさん(享年70)が、5月1日放送のNHKの連続テレビ小説『エール』に登場した。

「いつもの志村けんらしくない、こんなこともやりますよってところを見てもらえれば、うれしいね」(志村さん)

 志村さんが演じたのは、日本音楽界の重鎮・小山田耕三役。主人公・裕一(窪田正孝)の才能を認めながらも、だからこそ嫉妬し、邪魔をするという“志村けんらしくない”人物だ。

「ぼくの出ているシーンは、困ったことにあまり笑いがないんですよ。でも、ついつい何かしたくなっちゃう(笑い)」と語っていた志村さん。

 昨年12月にクランクイン。「(台詞を)間違うと、みんなに迷惑かけちゃうから」と、台本がボロボロになるまで読み込み、カットごとに監督に演技を確認しながら撮影に臨んでいたという志村さんがこの世を去ったのは、5回目の収録を控えた3月29日のこと。

 ドラマのなかから私たちに力強いエールを送ってくれる志村さんに、全力で応えたい。

※女性セブン2020年5月21・28日号

日本のお笑い界の重鎮だからこその存在感を見せた

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