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今こそ「知人のマスク姿」や「離れて暮らす親」をほめてみよう

前向きに生きるためには

 長引く自粛生活のなか、ボタンの掛け違いのような事態が多く起こっている。ストレスをぶつけ合って何かが好転するわけでもないだろう。コラムニストの石原壮一郎氏が提案する。

 * * *
 コロナウイルスという見えない敵との戦いに疲れているのか、世の中にはイライラやギスギスが蔓延しています。次から次へと怒るネタを探したり、誰かや何かを非難することで目先の満足を得たりしている場合ではありません。「コロナに負けるな!」という言葉には、毎日を楽しく前向きに過ごそうという意味も込められているはず。こういう状況でいつも以上に頼りになるのが、ほめ言葉です。5つのテーマで5つずつ、コロナ禍の今こそ繰り出したいほめ言葉を考えてみました。

●その1【マスク姿をほめる】

 リアルやオンライン上で同僚や友人知人のマスク姿を見たときには、積極的にほめ合いたいもの。そこで生まれる小さな喜びは、コロナと戦う大きな力となるはずです。

「マスクしているのを見てあらためて思ったけど、目元が意外にさわやかだよね」
「(手作りマスクに対して)いいね。見てるだけで、こっちも元気が出てきちゃう」
「(色や模様がついたマスクに対して)○○さんらしくて、すごく素敵だと思うよ」
「『マスクベストドレッサー賞』があったら、○○さんの受賞は間違いなしだね!」
「もしかしたら△△県(市)で、いちばんマスクが似合う男(女)なんじゃないの」

●その2【離れて暮らす親をほめる】

 こんな時期だからこそ、電話などでマメにコミュニケーションを取りたいところ。ほめることによって、自粛を促したり張り合いを持たせたりする効果もきっとあります。

「出歩きたいだろうけど、ちゃんと我慢できているのはたいしたもんだよ」
「そっか、家の中でできる新しい楽しみを見つけてるんだね。さすがだな」
「あの父さん(母さん)をなだめられるのは、母さん(父さん)だけだね」
「こういう状況でも落ち着いて辛抱できるのは、人生経験のなせる業だね」
「元気でやってるよ。ふたり(or父さんor母さん)の子どもだから大丈夫」

●その3【すべての年齢をほめる】

 人は何歳のときも何歳になっても、それぞれに輝き方や楽しみ方があります。お互いの今をリスペクトし合うことは、お互いの未来を明るく照らし合うことにほかなりません。

「○歳と言えば、女性が(男性が)もっとも魅力的な年齢のひとつですね」
「○歳ですか。仕事もプライベートも、今がいちばん楽しいときですね」
「(年下に)○歳か、この先たくさんの可能性が広がっていて楽しみだね」
「(年上に)○歳ですか、私も×年後には△△さんのようになりたいです」
「(自分に)まだまだこれからだ。人生で今日がいちばん若いんだから」

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