自粛ムードの最中、芸能人らを集めて花見をしたり、大分県に旅行へ行ったりで顰蹙を買い、ファーストレディーならぬ「ワーストレディー」と揶揄されてしまった安倍昭恵・首相夫人(57才)。
「最近はSNSで知人と連絡を取り合ったり、地元企業のクラウドファンディングを支援するにとどまり、おとなしく外出自粛中です。ただ、そんななかでも黙っていられないのが飲食店の経営問題なんだとか」(永田町関係者)
東京・神田にある居酒屋『UZU』の経営者でもある昭恵夫人の怒りの矛先は小池百合子都知事(67才)に。なんでも、飲食店への“締めつけ”に怒り心頭というのだ。
小池知事が「首都封鎖」の可能性を示唆する発言をしたのは3月23日のこと。経済対策が整わないうちの突飛な発言に、都民ならずとも驚かされた。その2日後には、「週末・夜間の外出自粛」を要請。続けて「接待を伴う飲食店に行くことを当面は自粛してほしい」と、都民に呼びかけた。
「“首都封鎖発言”後も飲食店に対する補償への言及がまったくなく、自粛要請後も“対策を検討する”という発言止まり。昭恵さんは、周囲に“補償がないと店が潰れちゃう”とボヤいていたようです」(昭恵さんの知人)
昭恵さんが『UZU』を開店したのは9年前のこと。無農薬・無添加にこだわった国産食材を使った料理で、繁盛を続けていた。
「女性の政治部記者を呼んで“女子会”を開くなど、ファーストレディーのサロンとしても活用していました。食材が高級なぶん値段の割に量が少ないとか、“割高だ”という声も聞かれますが、昭恵さんに呼ばれたら、みんな喜んで行く。経営が順調なのは、当たり前といえば当たり前でしょう」(政治部記者)
しかし、緊急事態宣言を受けて店は4月8日から休業。ほかの飲食店のようなテイクアウト営業なども行っていないようだ。
「4月中旬に小池知事が発表し、5月から支給が始まった東京都の“休業協力金”は、最大100万円。協力金の額はほかの自治体に比べてはるかに多いのですが、『UZU』はもっと儲かっていたでしょうから、この程度の額でも“ケチ”に映るのでしょう」(前出・永田町関係者)
実際に店舗を訪ねてみると、入り口に《感染拡大防止の社会的責任、従業員の安全の確保を第一に考え》休業したとの貼り紙があった。
いま頃、ファーストレディーとしての社会的責任を熟慮しているのだろうか。
※女性セブン2020年6月4日号