いま、トップアスリートたちが次々とYouTubeチャンネルを開設している。コロナ禍で、練習がままならない中でも、自宅でできるトレーニングやプライベートな一面を披露。画面から語りかけるその姿に、ファンとの距離が縮まっている。
◆五輪メダリストのぶっちゃけた素顔に親近感
ロンドン五輪・競泳男子平泳ぎ200m銅メダリストの立石諒さん(30才)は、引退してから3年で体重が8kg増えたことをYouTubeで告白。そのほか、「たてりょーの実態 超引きこもりのネクラ」といった独白や急激に太ったことで、「老けたと言われるようになった」など、ぶっちゃけキャラが炸裂している。
「現役時代は、素の自分を出せずにいたんです。でも、本当の自分や、いままで培った経験、技術を伝えていきたいと思い、始めました。なので、嘘はつかず、伝えるべきことを誠実に伝え、素の自分をできるだけ出していくことを心がけています」(立石さん・以下同)
とはいえ、日の丸を背負って戦った元日本代表選手。水泳選手のような引き締まったボディーを作るための筋トレ紹介では、「背中を作るのは結構地味なトレーニングが多くて。しんどいんですよ。広背筋って人間の中でいちばんでかい筋肉だから」と筋肉の名称を使いながら、説明。器具をほとんど使わずにできる腹筋や背筋の運動がメインなので、運動経験のない人でも気軽に実践できる。
「視聴者との“共有”が当初からのコンセプトです。何かを伝えるにも、視聴者を常に“招待”して、無償で指導していきたいと思っています」
ほかにも五輪選考会時のマル秘エピソードも包み隠さず話し、五輪メダリストの新たな一面を見せている。
※女性セブン2020年6月4日号