おこもり期間にも手軽に作ることができて便利なパスタ。料理のプロに洗い物を削減できるフライパン1つでできるごちそうパスタの作り方を聞いた。
【教えてくれたのは…】料理研究家・小林まさみさん/料理教室のほか、『キユーピー3分クッキング』(日本テレビ系)など、テレビや雑誌で活躍中。『切りおき』(小学館)など著書多数。
◆基本の作り方
【1】具材を切って炒める
野菜や肉などの具材を切り、フライパンに油を熱して炒める。
【2】水と調味料、パスタを入れる
水と調味料を加えて煮立て、半分に折ったパスタをばらして加える。
【3】蓋をして煮る
蓋をして、時々混ぜながらパスタの袋の表示時間より1~2分長く煮る。
【4】炒めて水分を飛ばす
パスタに火が通ったら蓋を取って炒め合わせ、水分を飛ばす。
「鶏ひき肉の柚子こしょうパスタ」の作り方
◆材料
スパゲティ…160g 鶏ひき肉…150g 黄パプリカ…1/2個 ブロッコリー…小1個 オリーブオイル…大さじ1
A[水…2カップ しょうゆ…大さじ11/2 柚子こしょう…小さじ1 塩…少量]
※材料は全て2人分です。スパゲティは太さ1.6mm、茹で時間9分のものを使用。フライパンは直径26~27cmのものを使っています。
◆作り方
【1】黄パプリカは1cm角に切る。ブロッコリーは小房に分ける。
【2】フライパンにオリーブオイルを強火で熱し、鶏ひき肉を加えて炒める。ポロポロになったら、【1】を加えてさっと炒める。
【3】Aを加えて煮立ったら、半分に折ったスパゲティをばらして加え、全体を混ぜる。
【4】蓋をして弱めの中火で、時々混ぜながら袋の表示時間より1~2分長く煮る。
【5】スパゲティに火が通ったら、ブロッコリーを崩しながら全体を炒め合わせて水分を飛ばす。
◆おいしく作るコツ
●パスタは表示時間より長めに煮る
スパゲティは袋の表示時間よりも1~2分、ショートパスタは3~5分長めに煮ると、芯が残らずもっちり仕上がる。
●ぴったりしまる蓋をして煮る
パスタにしっかりと火を通すために、ぴったりとしまる蓋を使う。火加減は弱めの中火にし、吹きこぼれないように注意。
●パスタがくっつかないよう油分を加える
別茹でしないため、でんぷんが多く残ってパスタ同士がくっつきやすい。最初にオイルで炒めるなど油分を加えることで、くっつきにくくなる。
●葉物野菜は最後に入れる
火を通しすぎると色や食感が悪くなる葉物野菜などは、パスタに火が通った後、仕上げに加えるとおいしく仕上がる。
※女性セブン2020年6月4日号