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コロナで休業カフェ主宰者の試み、押し花カードで近所と交流

参加者への思いをカードに…

 緊急事態宣言が解除されたとはいえ、新型コロナウイルス感染防止のため、できる限り外出を控えている人も多い。巣ごもり生活の中で、人との交流も減ってしまいがち。それが高齢者ともなれば、なおさらだろう。そんななか、メッセージカードで人々と交流するのが、手作りのケーキを囲んでおしゃべりする3つのカフェを運営する岩瀬はるみさん。どのカフェも心置きなく話せる雰囲気が人気だが、いまはコロナの影響で休止中だ。そんな岩瀬さんにお話を聞いた。

【プロフィール】
岩瀬はるみさん/東京都世田谷区で「きままなスイーツカフェ」「ケアラーズカフェKIMAMA」「オレンジカフェKIMAMA」を主宰。市民活動団体ZUTTO-KOKO代表。

◆外出自粛でカフェは休止中。参加者への思いをカードに

「特にひとり暮らしの高齢参加者がどうしておられるか、本当に心配。流行中のビデオ会議は難しくてすぐには導入できないし、焦る中で思いついたのがメッセージを書いた押し花カードです。

 ご近所にはシフォンケーキとフレイル予防のチラシを添えて玄関先にお届け。遠いかたにはカードを郵送しました。

 普段はお迎えしているかたがたに、こちらからお訪ねしたら迷惑かしらと少し躊躇もありましたが、お届けしたみなさんが口々に『来てくれてありがとう』『うれしかった』と。

 交流できないストレスを実感すると同時に、自分を気づかってくれる存在が文字で目に見える手紙のよさも再認識しました。またみなさんにお会いできる日が楽しみです」

※女性セブン2020年6月11日号

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