2012年にTBSに入社し、2019年9月に退社した林みなほアナ。同局時代、数多くの番組に出演し、明るいキャラクターで視聴者から親しまれた彼女が、意外な弱みや素顔をさらけ出していたのはラジオだったという。林アナがTBS在籍当時を振り返る。
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TBSアナで唯一のひとり入社だったので、入社直後は本当に緊張しました。
そんな私の救いは、サンドウィッチマン伊達みきおさんと大久保佳代子さんのイジリでした。お二人がMCを務める『女子アナの罰』で、身長が170センチだからと「ジャイアント林」というあだ名をいただきまして(笑い)。同期もいない私に「キャラ」をくださってありがたかったです。
2016年にTBSラジオの橋本吉史プロデューサーと結婚する際には、披露宴でも司会をお願いするほど大切な番組でした。
そんなキャラは4年目で“進化”します。元高見盛関と食ロケするレギュラー企画を持った時に「大食いアナ」としてキャラ立ちさせようと気合が入り、8キロも増量しました(笑い)。
そして在籍時代、私にとってテレビと同じく大事だったのがラジオです。
「ラテ兼営(同一の放送事業者がラジオ放送とテレビ放送の双方を行なうこと)」のTBSでアナウンサーとしてラジオが担当できる環境にいられたことは大きな財産です。ラジオでは時に心を丸裸にして会話ができるので、自分の性にも合っていました。
特にいじめで辛い経験をしたリスナーからの相談を、自分自身の経験も交えてお話ししたことは、今でも強く印象に残っています。
夫までTBSラジオで見つけたのに結婚以降はなぜかラジオの仕事がゼロ。オファーをお待ちしています!(笑い)
◆取材・文/河合桃子
※週刊ポスト2020年6月5日号