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コロナ禍で気づいたこと「服は要らない」「本当に大切な人」

巣ごもりで整理整頓をした人は多い(写真/アフロ)

 緊急事態宣言が明け、「新しい生活様式」に基づく日常を送ることになった。そこで本誌『女性セブン』では、その実態を知るため、コロナ禍の前と後で変わった「わが家の新しい生活様式」について読者に大アンケートを実施し、607人から回答を得た。そこから見えてきたのは、意識の高い“ウィズ・コロナライフ”。買い物の仕方からお金の使い方、そして、必要なくなったモノと新たに必要になったモノなど、様変わりした読者の日常を、一緒に垣間見ませんか? きっと、見習いたい新ルールが発見できるはず。

※セブンズクラブ会員(全国の20~80代男女)607人が回答(実施期間2020年5月14~20日)

◆これまでいかに無駄なモノを買っていたか

「人との間隔はできるだけ2m(最低1m)空ける」、「症状がなくてもマスクを着用」、「家に帰ったらまず手や顔を洗う。できるだけすぐに着替える、シャワーを浴びる」──。

 これらは政府が公表した「新しい生活様式」の基本的感染対策の一部だ。読者アンケートを見ると、約9割がこれらを“当たり前”とし、さらに意識の高い行動がうかがえた。

「店のタッチパネルは指で押さず手の甲側の関節で押すようにするなど、なるべく指の腹で外のものに触らない」(57才・主婦)、「香水の代わりに除菌スプレーにアロマオイルを入れて持ち歩く」(32才・会社員)、「帰宅後にスマホやタブレットをアルコール除菌する」(45才・パート)など、続けやすい方法で気をつけている人が多く、見習うべき点が多かった。

 また、8割強の読者が「変わった」と答えたのが「買い物の仕方」である。買い物の回数や外食が減り、自炊が増えたことで、「食事作りが面倒」という声もあったが、それよりも「短時間で厳選して買い物をするようになり、いかに無駄なモノを買っていたかがわかった」「地元の肉や野菜を買うようになった」など、前向きな意見が多く、1回1回の買い物をおろそかにしない姿勢が見てとれた。

◆整理整頓で見えた本当に大切なモノ

 一方、外出自粛中にもっとも多くの読者がやっていたことが、「整理整頓・掃除」。これにより、大切なモノが何かわかり、考え方が変わったという人も。

「買い物も出勤も回数が減り、この3か月、かかった洋服代はゼロ。服がそれほど要らないことに気づき、見栄を張って買ったブランド物の服や靴、バッグ、アクセサリーを売ってクローゼットの中身を3分の1に。モノは少ない方が身軽で気楽だと気づいた」(44才・会社員)

 買い物の仕方同様、モノを厳選し大切にする習慣が身についたという人や、「本当に大切な人が誰か気づけたので、人間関係の整理を始めた」(52才・会社員)など、交友関係の整理を始めた人も。

 読者の新生活様式の軸には、“モノや人の真の価値を見定める”ことがあるようだ。

※女性セブン2020年6月18日号

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