新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言は解除されたものの、引き続き私たちができることは不要不急の外出を控えること。まだまだおうち時間を過ごす必要があるなか、素晴らしい映画を見て、人生を考えてみるのはどうだろうか。そこで、俳優・加藤和樹(35才)に「人生を変えた映画」である『天空の城ラピュタ』について紹介してもらった。
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──この作品を見て、あなたの人生はどう変わりましたか?
「もともと母がジブリ作品のファンだったこともあり、幼い頃から僕も、いろんな作品を見てきました。なかでもこの作品は、夢を持つことの大切さと、諦めない心を教えてくれた特別な作品です。子供の頃から大好きで、何度も見ています。僕の座右の銘は『やればできる』なのですが、これもこの作品に影響を受けたから。大人になったいまでも、壁にぶち当たったときや、道に迷いそうになったときに見る、自分の道標のような存在になっています」
──特におすすめのシーンやセリフは?
「『おばさんたちの縄は切ったよ』というパズーのセリフ。パズーはラピュタに残り、シータと心中するという意味が込められていると思うんです。パズーの勇ましさがめちゃくちゃカッコいいと、僕は思いました」
【あらすじ】
空に浮かぶ伝説の島・ラピュタを発見したものの、人々に信じてもらえないまま亡くなった父を持つパズーはある日、空から落ちてきた少女・シータと出会う――。スタジオジブリ不朽の名作。
【プロフィール】
加藤和樹(かとう・かずき)/1984年10月7日生まれの俳優。近年はミュージカルを中心に活躍。主な出演作にミュージカル『1789-バスティーユの恋人たち-』(2018年)、『ファントム』(2019年)など。出演舞台『ローマの休日』が今年10月に上演予定。
※女性セブン2020年6月18日号