「KinKi Kidsになる前は、KANZAI BOYAという名前だったんです」。
堂本剛(41才)が幻のユニット名にまつわる秘話を告白したのは、昨年12月に行われた東京ドームでのコンサート(「KinKi Kids Concert Tour 2019-2020 ThanKs 2 YOU」、2019年12月15日・東京ドーム)だった。
1998年に初のコンサートを行ってから2017年まで20年連続で東京ドーム公演を行ってきたが、2018年は剛の突発性難聴の病を考慮して開催は見送られた。完治には至っていない中、2年ぶりに東京ドームに立った理由は、2019年7月に逝去したジャニー喜多川氏(享年87)への溢れる剛と堂本光一(41才)2人の思いがあったからだ。
光一がコンサートの冒頭で「ジャニーさんへの思いがにじみ出てしまっていて…。どこかしら常に、ジャニーさんを感じていただけるような構成にしました」と言ったように、MCでもジャニーさんとの思い出話がたびたび披露された。
そんな中、このコンサートのためにと剛が作詞・作曲したのが『KANZAI BOYA』だ。
「KANZAI BOYAは、ジャニーさんがぼくらに最初に付けた名前。KinKi Kidsのファンならば、KANZAI BOYAという名前に敬意を表して、このワードを声高らかに…ジャニーさんに届くように叫んでほしい!」と剛はステージで思いを吐露。このときは剛のソロ曲で、ジャニーさんに扮した光一がラストだけ登場する…というスタイルで披露された。
自分たちの原点とジャニーさんに対する深い思いを込めた『KANZAI BOYA』が、光一も参加する形で、ついにシングルリリースされる。ジャニーさんへの愛を2人が形にしたコンサートを、いま一度、噛みしめたい。
【info】
『KANZAI BOYA』6月17日リリース
ジャニーズ・エンタテイメント
900円+税(通常盤)
初回盤AはMV付き(DVD1400円+税、Blu-ray1500円+税)、初回盤Bはグッズ付き(3400円+税)。
※女性セブン2020年6月18日号