新型コロナウイルスの影響で、2020年での活動休止を発表していた嵐は年内スケジュールの大幅な修正を余儀なくされている。
「4月に行われる予定だった中国・北京公演や5月に開催するはずだった新国立競技場コンサートも中止になりました。年内での活動休止を決めたメンバーにとって、ファンと直接会える機会がこんなに少なくなるとはまったくの想定外だった。5人は活動休止まで『毎日大切に走っていく』と約束しましたが、それもままならない状況です」(テレビ局関係者)
青天の霹靂のコロナパニックに、嵐が活動休止の時期を考え直すのではないかという期待含みの噂が囁かれた。
「嵐はNHKの『オリンピック・パラリンピック放送スペシャルナビゲーター』を務めているので、来年に延びた東京五輪まで、なんとか活動を続けてほしいという周囲の期待もありました。
また、嵐がこだわり続けてきた新国立でのライブも、来年になれば開催できるだろうという観測もあり、“せめて1年延長してほしい”という声がありました」(芸能関係者)
嵐の“プロデューサー”である松本潤(36才)は、「受けた仕事を反故にするわけにはいかないのでは」と考え、活動期間を伸ばそうとメンバーを説得した時期もあったという。
「それでも“ファンに約束した通り、今年で一区切りつけよう”という結論に達したようです。そもそも、1年延長したところで、東京五輪の開催も定かではないし、新国立のような大規模なコンサートがいつ実現するのかは見当もつきません。もう『年内で休止』は確実でしょう」(前出・芸能関係者)
残り半年。ファンと歩む時間は刻一刻と減ってきている。
「それでもなんとかファンに感謝を伝える機会を模索しています。そこで松本さんが見いだしたのが『24時間テレビ』。新国立ライブや東京五輪に代わる場として日本を盛り上げ、応援してくれる人たちに恩返ししようと考えているんです」(前出・テレビ局関係者)
放送が危ぶまれていたものの、日本テレビは『24時間テレビ』を今年も放送する予定であると発表している。嵐は一体、どんな形で関わることになるのだろうか。
「今回は『24時間テレビ』が大切にするチャリティー活動に合わせて、『トニトニ』の中心的なメンバーとしての出演という形になりそうです」(前出・日本テレビ関係者)
「トニトニ」とは、新型コロナの支援活動として生まれたジャニーズ総勢75人のユニット「Twenty☆Twenty」の略だ。チャリティーソング『smile』を発売し、収益は医療従事者などの支援に充てるという。
「そのメンバーの中心としてチャリティーソングを歌唱すると思われます。嵐はこれまでの恩返しのためになんでもやる意気込みです。無観客ながらも中継ライブなどパフォーマンスを用意すると聞いています」(前出・芸能関係者)
※女性セブン2020年6月25日号