デヴィ夫人(80才)と小島瑠璃子(26才)の共演に、テレビ業界がザワついている。6月8日、『クイズ!THE違和感』(TBS系)で2人はともにひな壇に座っていたのだが、これは実に7年ぶりの共演だったのだ。
「2人はお笑い芸人の千鳥・大悟さんや霜降り明星の粗品さん、せいやさんらと一緒に、クイズの回答者として座っていました。過去にデヴィ夫人がブログで小島さんを痛烈に批判した一件が頭にあったので、ドキドキしながら見ていました」(キー局ディレクター)
2人の間に確執が生じたきっかけは、2013年11月放送の『さんま・くりぃむの芸能界個人情報グランプリ』(フジテレビ系)だった。番組は30人以上のタレントや俳優が出演。デビュー当時の映像を振り返る「デビュー当時が初々しかった部門」や、卒業アルバムの写真を公開する「花開いてよかった卒業アルバム部門」など、芸能人が個人情報を公開し、そのグランプリを司会の明石家さんまが決めるというもの。さんまの巧みな話術もあり、番組は爆笑のなか進んでいく。問題が起きたのは、出演者が特技を披露する「ちょっと意外な特技部門」だった。
五月みどりや蛭子能収、アニマル浜口らに続き大トリで登場したのがデヴィ夫人だった。当時73才にして見事なポールダンスを披露し、会場は万雷の拍手。夫人は過去にもこの番組に出演しており、同部門で2連覇を達成していた。3連覇は確実かと思われたが、それを“阻止”したのが小島だった。前出のディレクターが語る。
「『卒業アルバム部門』で出場し、ひな壇に座っていた小島さんが、出場者に対して何かと意見を言うので、さんまさんが“お前は審査委員長みたいやな”とツッコミを入れていたんです。それが伏線となって、この『特技部門』のグランプリを決める際に、さんまさんが、“優勝者は審査委員長に決めてもらおう”と言い、小島さんを指名したんです。
バラエティの空気を察した小島さんは、デヴィ夫人ではなくアニマルさんの“腹踊り芸”をグランプリにしました。スタジオは大ウケだったのですが、デヴィ夫人はカンカン。ポールダンスを猛特訓した夫人を差し置き、グランプリを“もらってしまった”浜口さんは、フロアに手をつき土下座して謝っていましたし、スタッフも大慌てでした」