抑圧されていたものが解き放たれた今、性への気持ちが高ぶるのは自然なことかもしれない。出会いたい、触れ合いたい─―でもストレートには表現されない女性たちの欲望を美女医が教えてくれた。
これまで男女の出会いの“ホットスポット”となっていたのは夜の飲み屋街だったが、そこにネガティブイメージを持つ人が増え、これまでの常識が変わりつつあるという。精神科医の高木希奈氏はこう話す。
「誰かと交わりたいけれど、夜の街に飲みに行くのは……そんな葛藤を抱えた女性は開放的な場所を“昼”に求めています。オープンテラスの席では、隣から話しかけられるのを何となく期待している人もいるんです」
オープンな場所では、昼であっても女性の心がより開放的になりやすいという。昼から飲める露天居酒屋などもその1つだ。保険会社勤務の奈緒子さん(32)が話す。
「いきつけの居酒屋が営業を再開していたので、昼に立ち寄ってみました。隣を見ると、よく見かけていた60代くらいの常連の男性が気持ちよさそうにビールを飲んでいて。自分のほうから『お店が再開してくれてよかったですね』と声をかけたんです。『昼から飲めるっていいですよね』といった話から、趣味にまで話が広がって。“またお店で話したいですね”と仲良くなっちゃいました」
ほかにも、「昼に出会える場所」として高木氏があげるのが語学のセミナーやゴルフのレッスンスクール、料理教室だ。