三浦友和(68才)と百恵さん(61才)の長男で歌手の三浦祐太朗(36才)が、声優で歌手の牧野由依(34才)と結婚した。牧野は、百恵さんとは真逆のタイプの女性だという――。
いまから40年前、百恵さん自身の結婚は、その鮮烈さからいまも記憶にとどめている人が多いだろう。わずか21才。人気の絶頂でステージにマイクを置き、7年半の芸能活動に惜しみなくピリオドを打った。
「結婚するからには全部とは言わないまでも、完璧に近いところでやっていきたいんです。自分に仕事があるから彼にもがまんしてもらうというのがすごくイヤなんです」
これは、結婚での引退を選んだ百恵さん自身の当時の言葉だ。未練はないかと問われても「一生懸命やってきたので」と、後悔するそぶりすら見せず、東京プリンスホテルで1800人を招いた披露宴の後は、その言葉どおり、芸能界には一切戻らなかった。
数々のオファーを受けながらも表舞台に立つことは選ばず、夫を支え2人の息子を育て、義理の親の介護をし、趣味のキルトを楽しみながら、主婦としての暮らしを40年間、ただただ重ねてきた。
しかし、長男が伴侶に選んだ女性は、仕事を辞めることなく、百恵さんとは違う形の妻になろうとしている。
「百恵さんが結婚当初、『女が結婚したら相手に尽くしたいと思うのが自然でしょ』と語っていたのが印象的でした。もし、友和さんに“仕事を続けていいよ”って言われても自己嫌悪してしまう、と意志が固かったんですよ。良し悪しはないですが、結婚発表とともに芸能活動を継続することを発表した牧野さんとは真逆のタイプといえるでしょう」(芸能ジャーナリスト)
だが、百恵さんの知人は、方向性の違いなんてなんのそのだと語る。
「あれから40年です。百恵さんも、時代が変わったことをよくわかっています。自分たち夫婦の背中を追うプレッシャーを感じる必要はないと考えているようで、ふたりが作りたい家庭を作るように、と話したそうですよ。
もちろん本音では願わくば家族や子育てを第一に優先する女性と結婚してほしいという気持ちはあったと思いますよ。それと同時に息子が好きな人と結婚できるなら、もう誰でもうれしいわという胸中でもあったのでは。祐太朗さん夫妻は実は3年ほど前から交際していたけど、しばらく祐太朗さんが一方的にゾッコンという恋愛でした。百恵さんも『いつ安心できるのかしら』と周囲に語っていましたから。今年の3月に正式に結婚の意思を伝えられたときには、その夜、安堵の涙を流したそうです」