一見「手抜き?」と思われがちな丼メニューだが、料理の専門家が考案した丼なら、おいしいはず。そこで、料理研究家・尾田衣子さんに、もりもり野菜が食べられる4つの丼メニューを教えてもらいました。
【教えてくれたのは……】
料理研究家・尾田衣子さん/フィレンツェにて料理修業後、東京で料理教室アシェット ド キヌ主宰。著書に『柑橘料理の本』(オーバーラップ)ほか。
『ししゃもマリネ丼』
●材料
ご飯…適量、子持ちししゃも…4尾、なす…1本、ししとう…8本、
もずく酢…120g(約2パック)、みょうが…1本、青じそ…3枚、ごま油…適量
●作り方
【1】なすは乱切りに、ししとうは茎を切って数か所切込みを入れる。
【2】子持ちししゃもは魚焼きグリルで焼いて2等分に切る。フライパンにごま油を熱して【1】を焼く。
【3】器にご飯を盛り、【2】をのせてもずく酢をかける。輪切りにしたみょうが、手でちぎった青じそを散らす。
●時短ポイント
「ししゃもはグリルで焼くだけで、油も使わないから時短料理にぴったり。もずく酢を加えた即席酢飯風のさっぱり感は、焼いたししゃもとよく合います」
『トマトとツナのバターしょうゆ丼』
●材料
ご飯…適量、トマト…1個、ツナ缶…70g(小1缶)、長いも…100g、
クレソン(葉の部分)…1束分、梅肉(種を取り除き、包丁でたたく)…1個、
バター…15g、しょうゆ…大さじ2
●作り方
【1】ツナ缶は油を切り、トマトは角切りに、長いもは皮をむき、麺棒(または包丁の柄)でたたき、すべてをボウルに入れ、よく混ぜる。
【2】器にご飯を盛り、クレソンをのせて【1】を盛り、梅肉を散らす。
【3】バター、しょうゆを耐熱皿に入れてラップをかけ、電子レンジ(500W)に20~30秒かける。溶けたら【2】に回しかける。
●時短ポイント
電子レンジを使用するのはバターしょうゆを作る時だけ。長いもはたたくだけでラク&歯ごたえも◎。「いつものトマト&ツナも和テイストで目新しい一品に」(尾田さん・以下同)。