一見「手抜き?」と思われがちな丼メニューも、料理の専門家がリアルに食べているイチオシの丼なら、おいしさ太鼓判! そこで、料理家・ロー・タチバナさんに、絶品丼のレシピを紹介します。
【教えてくれたのは……】
料理家・ロー・タチバナさん●料理専門誌編集長を経て、幼少期から親しんだ料理の道へ。独自のセンスが話題に。近著に『悪魔の手抜きレシピ』(エイ出版社)。
『サイコロ揚げ豚のオイスター炒め丼』
●材料
ご飯…適量、豚ロース(とんかつ用)…2枚(1枚約140g)、
片栗粉・サラダ油…各適量、
オイスターソース・砂糖…各小さじ2
A[しょうゆ…小さじ1、黒こしょう…適量、小松菜…4株、温泉玉子…2個]
●作り方
【1】豚肉は包丁で1.5cm角のサイコロ状に切り、片栗粉をまんべんなくまぶす。小松菜は約3cm長さのざく切りにする。
【2】フライパンに多めの油を熱し、フライパンを傾けて【1】の豚肉をカリカリになるまで揚げ焼きにする。揚がったら油を少し捨て、小松菜とAを加えて強火で炒め合わせる。
【3】器にご飯を盛り、【2】をのせ、温泉玉子をのせる。
●時短POINT
豚肉は1.5cm角に切って揚げ焼きにするから厚みがあってもスピーディに焼ける。「ジューシーな豚肉が温泉卵のコクとよく合います」(ローさん)。
『チーズ香るホワイトステーキ丼』
●材料
ご飯…適量、牛サーロイン肉(約1.5cm厚さのステーキ用)…2枚(各150g)、
塩…小さじ1/4、黒こしょう・サラダ油…各適量、
A[生クリーム…1カップ、パルミジャーノ・レッジャーノ(すりおろす)※粉チーズでも可…40g、コンソメ(顆粒)…4g、クレソン…適量]
●作り方
【1】牛肉は塩をすりこんで常温に戻し、キッチンペーパーで水分を拭き取って、片面に黒こしょうを振る。
【2】フライパンに油を熱し、強火で【1】を片面1分ずつ焼いたら取り出し、アルミホイルに包んで5分置く。その間に小鍋にAを入れ、少しとろみがつくまで混ぜながら煮詰める。
【3】器にご飯を盛り、【2】のチーズソースをかける。そぎ切りにした肉をのせて黒こしょうを振り、クレソンを添える。
●時短POINT
「ステーキ肉は片面1分ずつ焼き、あとはホイルに包めば余熱で絶妙なミディアムレアになります」(ローさん)。チーズソースはかけるだけで簡単リゾット風に。
※女性セブン2020年7月2日号