ライフ

知っておくべき自転車ルール 傘の固定具が違反となる場合も

自転車で起こりがちなトラブルとは

 2008年6月の改正道交法の施行から早12年。自転車は軽車両である、という意識はどこまで浸透しているのか、疑問を感じることもしばしばだ。そこで、毎日の自転車による通勤・通学・送り迎えなどで陥りがちな違反や、「こういう場合ってどうなの?」と、迷いがちな疑問を厳選。Q&A方式で紹介する。

Q. 路上駐輪の作法は? どんな止め方で、どのくらいなら大丈夫?
A. 自転車は軽車両ゆえ、駐車禁止・駐停車禁止の場所以外で、点字ブロック上や近くは避ける。

「自転車は、車両なので歩道に駐車するのは法的に禁止。止める場合は駐車・駐停車禁止ではない車道で、ほかの通行の邪魔にならない場所を探す必要があります」(全日本交通安全協会・参与の長嶋良さん)

 つまり、駐輪は駐輪場や店などの敷地内以外、基本的には止めてはいけないということだ。

「ただ、どうしても駐輪場所がない場合は、車椅子や救急車の通行を想定し、点字ブロックを避け、邪魔にならない場所でカギを2つかけて駐輪を。止めても5~10分が限度でしょう」(自転車活用推進研究会理事長の小林成基さん)

Q. 自転車初心者がしがちな迷惑行為といえば何?
A. 歩行者にベルをチリンチリン鳴らしたり、歩道と車道のジグザグ走行や爆走は大迷惑!

 高齢者や久々に自転車に乗る人がやりがちなのが次の3つ。【1】歩道で歩行者にベルをチリンチリン鳴らす、【2】歩道を自転車で爆走、【3】車道と歩道をジグザク走行する、という迷惑行為。

「歩道では、自転車は走らず、いつでも止まれる徐行で"通らせていただく"ことが基本です」(小林さん)

 ほかに、自転車が車道通行中に横断歩道に近づいたら、横断歩行者の通行を妨害しないことや、電動アシスト自転車でケンケン乗りしないことなども、忘れてはいけない。

関連キーワード

関連記事

トピックス

精力的な音楽活動を続けているASKA(時事通信フォト)
ASKAが10年ぶりにNHK「世界的音楽番組」に出演決定 局内では“慎重論”も、制作は「紅白目玉」としてオファー
NEWSポストセブン
2022年、公安部時代の増田美希子氏。(共同)
「警察庁で目を惹く華やかな “えんじ色ワンピ”で執務」増田美希子警視長(47)の知人らが証言する“本当の評判”と“高校時代ハイスペの萌芽”《福井県警本部長に内定》
NEWSポストセブン
ショーンK氏
《信頼関係があったメディアにも全部手のひらを返されて》ショーンKとの一問一答「もっとメディアに出たいと思ったことは一度もない」「僕はサンドバック状態ですから」
NEWSポストセブン
悠仁さまが大学内で撮影された写真や動画が“中国版インスタ”に多数投稿されている事態に(撮影/JMPA)
筑波大学に進学された悠仁さま、構内で撮影された写真や動画が“中国版インスタ”に多数投稿「皇室制度の根幹を揺るがす事態に発展しかねない」の指摘も
女性セブン
奈良公園と観光客が戯れる様子を投稿したショート動画が物議に(TikTokより、現在は削除ずみ)
《シカに目がいかない》奈良公園で女性観光客がしゃがむ姿などをアップ…投稿内容に物議「露出系とは違う」「無断公開では」
NEWSポストセブン
ショーンK氏が千葉県君津市で講演会を開くという(かずさFM公式サイトより)
《ショーンKの現在を直撃》フード付きパーカー姿で向かった雑居ビルには「日焼けサロン」「占い」…本人は「私は愛する人間たちと幸せに生きているだけなんです」
NEWSポストセブン
気になる「継投策」(時事通信フォト)
阪神・藤川球児監督に浮上した“継投ベタ”問題 「守護神出身ゆえの焦り」「“炎の10連投”の成功体験」の弊害を指摘するOBも
週刊ポスト
長女が誕生した大谷と真美子さん(アフロ)
《大谷翔平に長女が誕生》真美子さん「出産目前」に1人で訪れた場所 「ゆったり服」で大谷の白ポルシェに乗って
NEWSポストセブン
九谷焼の窯元「錦山窯」を訪ねられた佳子さま(2025年4月、石川県・小松市。撮影/JMPA)
佳子さまが被災地訪問で見せられた“紀子さま風スーツ”の着こなし 「襟なし×スカート」の淡色セットアップ 
NEWSポストセブン
第一子出産に向け準備を進める真美子さん
【ベビー誕生の大谷翔平・真美子さんに大きな試練】出産後のドジャースは遠征だらけ「真美子さんが孤独を感じ、すれ違いになる懸念」指摘する声
女性セブン
『続・続・最後から二番目の恋』でW主演を務める中井貴一と小泉今日子
なぜ11年ぶり続編『続・続・最後から二番目の恋』は好発進できたのか 小泉今日子と中井貴一、月9ドラマ30年ぶりW主演の“因縁と信頼” 
NEWSポストセブン
同僚に薬物を持ったとして元琉球放送アナウンサーの大坪彩織被告が逮捕された(時事通信フォト/HPより(現在は削除済み)
同僚アナに薬を盛った沖縄の大坪彩織元アナ(24)の“執念深い犯行” 地元メディア関係者が「“ちむひじるぅ(冷たい)”なん じゃないか」と呟いたワケ《傷害罪で起訴》
NEWSポストセブン