芸能

NHK朝ドラはリハなし進行、大河は「合戦シーン」に難題

大河も新ルールで撮影(時事通信フォト)

 テレビドラマの撮影が再開されたが、現場での「新撮影ルール」には役者もスタッフもてんやわんやになっている。

〈出演者同士の距離は基本的に2メートルを守る。2メートルを越えて接近する芝居は限定的に行ない、出演者の同意を得る〉
〈衣装等の身に着ける衣服は使い廻しをせず、利用の都度、必ず洗濯する〉
〈複数の出演者およびスタッフが触れる備品、ドアノブ等は1時間に1回以上消毒する〉

 NHKが5月27日に公表した『新型コロナウイルス感染を防止するためのドラマ制作マニュアル』には、詳細な感染防止策が列挙されている。

「産業医科大学の監修を受けて作成したもので、局内の全てのドラマがこのルールで撮影されている。決まり事が多いので、ワンシーン撮るのも一苦労です」(NHK関係者)

 6月16日に約2か月ぶりに収録を再開した朝ドラ『エール』の現場ではこんなことが。

「出演者はみな本番直前までフェイスシールドの着用が義務づけられていて、リハーサルもやりづらそう。窪田正孝さんと二階堂ふみさんの主役夫婦が密着するシーンも脚本の変更でだいぶ減りました。どうしても削れない夫婦のハグシーンなどはリハなしでやる。『プレッシャーがすごい』と窪田さんも苦笑いでした。

 シーン切り替えに伴う衣装替えもスタイリストの手を借りず、基本的に一人でやってもらっています。女優さんはメイクさんとの接触時間を減らすために、下地を自分で塗ってからスタジオ入りをお願いしている。二階堂さんはメイクの勉強までしていて大変そうです」(別のNHK関係者)

関連記事

トピックス

6月3日に亡くなった長嶋茂雄さんとの写真を公開した大谷翔平(公式インスタグラムより)
《さようなら長嶋茂雄さん》大谷翔平から石原裕次郎まで、誰からも愛された“ミスター”の人生をスターたちとの交流で振り返る 
女性セブン
沖縄を訪問される天皇皇后両陛下と長女・愛子さま(2025年6月4日、撮影/田中麻以)
《愛子さま 初めての沖縄ご訪問》ブルーのセットアップで母娘の“おそろい”コーデ再び! 雅子さまはくすみカラーで落ち着いた着こなしに
NEWSポストセブン
人気インフルエンサーがレイプドラッグの被害者に(Instagramより)
《海外の人気インフルエンサーが被害を告発》ワインに“デートレイプドラッグ”が混入…「何度も嘔吐し、意識を失った」「SIMカードが抜き取られていた」【オーストリア】
NEWSポストセブン
大谷翔平(時事通信)と妊娠中の真美子さん(大谷のInstagramより)
《大谷翔平が帰宅直後にSNS投稿》真美子さんが「ゆったりニットの部屋着」に込めた“こだわり”と、義母のサポートを受ける“三世代子育て”の居心地
NEWSポストセブン
『激レアさんを連れてきた。』に出演するオードリー・若林正恭と弘中綾香アナウンサー
「絶対にネタ切れしない」「地上波に流せない人もいる」『激レアさんを連れてきた。』演出・舟橋政宏が明かす「番組を面白くする“唯一の心構え”」【連載・てれびのスキマ「テレビの冒険者たち」】
NEWSポストセブン
「ミスタープロ野球」として広く国民に親しまれた長嶋茂雄さん(時事通信フォト)
《“ミスター”長嶋茂雄さん逝去》次女・三奈が小走りで…看病で見せていた“父娘の絆”「楽しそうにしている父を見るのが私はすごくうれしくて」
NEWSポストセブン
現場には規制線がはられ、物々しい雰囲気だった
《中野区・刃物切りつけ》「ウワーーーーー!!」「殺される、許して!」“ヒゲ面の上裸男”が女性に馬乗りで……近隣住民が目撃した“恐怖の一幕”
NEWSポストセブン
シンガポールの元人気俳優が性被害を与えたとして逮捕された(Instagram/画像はイメージです)
避妊具拒否、ビール持参で、体調不良の15歳少女を襲った…シンガポール元トップ俳優(35)に実刑判決、母親は「初めての相手は、本当に彼女を愛してくれる人であるべきだった」
NEWSポストセブン
「ミスタープロ野球」として広く国民に親しまれた長嶋茂雄さん(時事通信フォト)
《“ミスター”長嶋茂雄さん逝去》次女・三奈が小走りで…看病で見せていた“父娘の絆”「楽しそうにしている父を見るのが私はすごくうれしくて」
NEWSポストセブン
中居正広氏の兄が複雑な胸の内を明かした
「本人にとって大事な時期だから…」中居正広氏の実兄が明かした“愛する弟との現在のやりとり”《フジテレビ問題で反撃》
NEWSポストセブン
現在、闘病中の西川史子(写真は2009年)
《「ありがとう」を最後に途絶えたLINE》脳出血でリハビリ中の西川史子、クリニックの同僚が明かした当時の様子「以前のような感じでは…」前を向く静かな暮らし
NEWSポストセブン
中居正広氏の兄が複雑な胸の内を明かした
「兄として、あれが本当にあったことだとは思えない」中居正広氏の“捨て身の反撃”に実兄が抱く「想い」と、“雲隠れ状態”の中居氏を繋ぐ「家族の絆」
NEWSポストセブン