複数の女性との不倫が発覚したアンジャッシュの渡部建(47才)。しかし、妻の佐々木希(32才)は「私が立ち直らせる」として、離婚は回避された。一方、女優・唐田えりか(22才)と3年間にわたって不倫していたことが明らかになった東出昌大(32才)だが、こちらも妻である杏(34才)とは離婚していない。つまり、夫に不倫されたとしても、離婚を選択しない妻も少なくないのだ。
これまで26万件以上の不倫調査を手がけてきた探偵事務所MRの調査によれば、離婚を選択しているかどうかにかかわらず、相談者の7割が、不倫した夫への愛情を感じていないことがわかった。多くの妻が、もはや愛していない夫と、“生活を守るため”に、夫婦関係を続けているのだ。
それは裏を返せば、「お金の心配さえなければ、がまんは不要」ということ。ファイナンシャルプランナーの氏家祥美さんがアドバイスする。
「家を出たい、離婚したいと考えたら、最低100万円は必要です。仮住まいや調停が終わるまでの当面の生活費を用意してください。
すぐに家を飛び出したりはしないこと。まずは、家庭の収支をざっくりでいいので把握してください。ひと月どれくらいあれば暮らせるのかを把握し、養育費や国の手当、自分の収入などを合わせて生活できるよう、準備を進めていきましょう」
うまく離婚できれば、子供がいる場合は国から児童手当とひとり親のための児童扶養手当が支給される。行政書士で男女問題専門家の露木幸彦さんはこう話す。
「だいたい、月額で4万円くらい。また、4月1日の民事執行改正により、相手の口座や勤務先不明で諦めていた養育費も取り立てやすくなります。もし夫に勤務先をこっそり変えられたとしても、住所さえわかれば裁判所が役所に勤務先を開示させることができます」