芸能

55歳の早大院生・いとうまい子、東大で予防医学を共同研究中

55歳のいとうまい子は「研究者」の一面も

55歳のいとうまい子は「研究者」の一面も

 1980年代にアイドルとして活躍した女優のいとうまい子(55才)が、研究者として東京大学と共同研究を始めていることが明らかになった。このたび、NEWSポストセブンのインタビューに応じて、詳細を明かした。

 44才だった2010年に早稲田大学人間科学部に入学し、予防医学とロボット工学を学ぶと、同大学院へ。そして博士課程まで進む研究者に転身した。加齢にともなって筋力低下や骨粗しょう症のリスクが高まる「ロコモティブシンドローム(運動器症候群)」を予防するため、数年前にはスクワットを促す卓上ウサギ型ロボット「ロコピョン」を、企業と共同開発。国際ロボット展にも出展するまでになった。

 昨年からは、AIで高齢化社会の問題解決に挑む会社エクサウィザーズのフェローに就任して、そのロコピョンを進化させるべく研究を続けている。

「新型コロナウイルスの影響でなかなか外出できなくなり、高齢者のロコモティブシンドロームがより深刻になっています。筋力低下による怪我で、寝たきり生活に陥る危険性もあり、注意が必要です」(いとう。以下同)

 最初に開発したロコピョンは、卓上型うさぎロボットが毎日定時にスクワットをすることで、持ち主の高齢者に一緒に運動することを促すものだったが、「最近は、高齢者の膝を痛めないで、スクワットをさせてあげられるロボットの開発を進めています」と語る。個人個人の骨格の角度などをAIで読み取って、より的確なスクワットの仕方を教えるロボットに進化させるという。

「実はそのために、留学をしてみたいと思ったんですが、主人から『1年ぐらいの留学では意味がないよ』って言われて。確かにそうねって。何年も留学するわけにはいかないし、今は新型コロナの影響もあるので難しくて。それで、今は東大農学部の研究所で共同研究をさせてもらっているんです」

 早大で所属するのは、抗老化、アンチエイジングの研究室。さらに、細胞の抗老化を追求するため、東大院農生科・応用科にて共同研究をしているというのだ。

「早大の所属ゼミに博士課程がなかったので、もう1つ勉強していた予防医学の流れから、老科学の教室に入りました。なかなか自分の研究が進まないので、東大の研究室で、マウスの解剖をしたり、遺伝子発言細胞を研究したりしているんです。結果的に、ロボット以外の研究も始められて、おもしろい方向に進んでいます」

 いとうはそう言うと目を輝かせて、続けた。

関連記事

トピックス

歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
胴回りにコルセットを巻いて病院に到着した豊川悦司(2024年11月中旬)
《鎮痛剤も効かないほど…》豊川悦司、腰痛悪化で極秘手術 現在は家族のもとでリハビリ生活「愛娘との時間を充実させたい」父親としての思いも
女性セブン
ストリップ界において老舗
【天満ストリップ摘発】「踊り子のことを大事にしてくれた」劇場で踊っていたストリッパーが語る評判 常連客は「大阪万博前のイジメじゃないか」
NEWSポストセブン
紅白初出場のNumber_i
Number_iが紅白出場「去年は見る側だったので」記者会見で見せた笑顔 “経験者”として現場を盛り上げる
女性セブン
弔問を終え、三笠宮邸をあとにされる美智子さま(2024年11月)
《上皇さまと約束の地へ》美智子さま、寝たきり危機から奇跡の再起 胸中にあるのは38年前に成し遂げられなかった「韓国訪問」へのお気持ちか
女性セブン
野外で下着や胸を露出させる動画を投稿している女性(Xより)
《おっpいを出しちゃう女子大生現る》女性インフルエンサーの相次ぐ下着などの露出投稿、意外と難しい“公然わいせつ”の落とし穴
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは
《東リベを何度も見て大泣き》田村瑠奈被告が「一番好きだったアニメキャラ」を父・田村修被告がいきなり説明、その意図は【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
結婚を発表した高畑充希 と岡田将生
岡田将生&高畑充希の“猛烈スピード婚”の裏側 松坂桃李&戸田恵梨香を見て結婚願望が強くなった岡田「相手は仕事を理解してくれる同業者がいい」
女性セブン
電撃退団が大きな話題を呼んだ畠山氏。再びSNSで大きな話題に(時事通信社)
《大量の本人グッズをメルカリ出品疑惑》ヤクルト電撃退団の畠山和洋氏に「真相」を直撃「出てますよね、僕じゃないです」なかには中村悠平や内川聖一のサイン入りバットも…
NEWSポストセブン
注目集まる愛子さま着用のブローチ(時事通信フォト)
《愛子さま着用のブローチが完売》ミキモトのジュエリーに宿る「上皇后さまから受け継いだ伝統」
週刊ポスト
イギリス人女性はめげずにキャンペーンを続けている(SNSより)
《100人以上の大学生と寝た》「タダで行為できます」過激投稿のイギリス人女性(25)、今度はフィジーに入国するも強制送還へ 同国・副首相が声明を出す事態に発展
NEWSポストセブン
連日大盛況の九州場所。土俵周りで花を添える観客にも注目が(写真・JMPA)
九州場所「溜席の着物美人」とともに15日間皆勤の「ワンピース女性」 本人が明かす力士の浴衣地で洋服をつくる理由「同じものは一場所で二度着ることはない」
NEWSポストセブン