国際情報

コロナ禍で痴話喧嘩、タワマン47階から包丁を投げた女の末路

すでに「売り」が優勢になっている中古タワマンも

コロナが夫婦関係に与える影響は小さくない(写真はイメージ)

 新型コロナウイルスの感染拡大が一段落したかに見える中国だが、現地ではいま感染警戒中に起きたさまざまな事件があらためて注目されている。中国の情勢に詳しい拓殖大学海外事情研究所教授の富坂聰氏がレポートする。

 * * *
 コロナ禍のダメージが及ぶのは経済だけではない。生活環境が大きく変わることで人間関係にも深刻な影響が及ぶからだ。日本でもよく指摘されてことだが、対コロナの自粛生活では、あまりにも長い時間を狭い部屋で一緒に過ごしたことで夫婦仲がおかしくなるという現象が中国でも広く確認されている。

 中国南部のデジタルシティー・深圳市では、離婚するための手続きの順番待ちが、「1ヵ月待ちになった」(5月末の『大河報』)ことが話題を呼んだ。それほど離婚の申請が殺到したのである。

 人々が苛立てば、事件が増えるのも一つの道理だ。

 同じく5月には広東省の夕刊紙『羊城晩報』が一組のカップルの喧嘩が思わぬ問題へと発展した事件を報じている。タイトルは、〈ボーイフレンドのスマホを盗み見た女が激怒 40階のマンションの窓から包丁を投げる 176万元(約2700万円)の高級車に直撃〉である。

 タイトルを見れば話しの中身はおおよそ想像できるはずだ。要するに痴話喧嘩の末に激怒した女が包丁を手にボーイフレンドを追いかけまわした末の出来事だ。

 事件が発覚したのはボーイフレンドの通報である。包丁を持って追われた男は自分の部屋に逃げ込み警察に連絡した。女はドアに数撃包丁を突き立てたがその後は静かだったという。

 事件が妙な方向に進んだのは警察が現場に到着してからだ。警官が問題の包丁の所在を尋ねたところ、女は怒って外に投げたというのだ。マンションは正確には47階である。慌てて下に降りると、176万元の高級車の屋根の上に包丁が見つかった。もちろん車が無事であるはずもなくカップルには重い賠償が突き付けられたのだが、もし通行人がいたら、と考えたら、むしろ安い授業料だったのかもしれない。

関連記事

トピックス

女優の広末涼子容疑者が傷害容疑で現行犯逮捕された
【薬物検査どころじゃなかった】広末涼子容疑者「体を丸めて会話拒む」「指示に従わず暴れ…」取り調べ室の中の異様な光景 現在は落ち着き、いよいよ検査可能な状態に
NEWSポストセブン
運転中の広末涼子容疑者(2023年12月撮影)
《広末涼子の男性同乗者》事故を起こしたジープは“自称マネージャー”のクルマだった「独立直後から彼女を支える関係」
NEWSポストセブン
女優の広末涼子容疑者が傷害容疑で現行犯逮捕された
《病院の中をウロウロ…挙動不審》広末涼子容疑者、逮捕前に「薬コンプリート!」「あーー逃げたい」など体調不良を吐露していた苦悩…看護師の左足を蹴る
NEWSポストセブン
北極域研究船の命名・進水式に出席した愛子さま(時事通信フォト)
「本番前のリハーサルで斧を手にして“重いですね”」愛子さまご公務の入念な下準備と器用な手さばき
NEWSポストセブン
広末涼子容疑者(写真は2023年12月)と事故現場
《広末涼子が逮捕》「グシャグシャの黒いジープが…」トラック追突事故の目撃者が証言した「緊迫の事故現場」、事故直後の不審な動き“立ったり座ったりはみ出しそうになったり”
NEWSポストセブン
運転席に座る広末涼子容疑者(2023年12月撮影)
【広末涼子容疑者が追突事故】「フワーッと交差点に入る」関係者が語った“危なっかしい運転”《15年前にも「追突」の事故歴》
NEWSポストセブン
自宅で亡くなっているのが見つかった中山美穂さん
《中山美穂さん死後4カ月》辻仁成が元妻の誕生日に投稿していた「38文字」の想い…最後の“ワイルド恋人”が今も背負う「彼女の名前」
NEWSポストセブン
山口組分裂抗争が終結に向けて大きく動いた。写真は「山口組新報」最新号に掲載された司忍組長
「うっすら笑みを浮かべる司忍組長」山口組分裂抗争“終結宣言”の前に…六代目山口組が機関紙「創立110周年」をお祝いで大幅リニューアル「歴代組長をカラー写真に」「金ピカ装丁」の“狙い”
NEWSポストセブン
中居正広氏と報告書に記載のあったホテルの「間取り」
中居正広氏と「タレントU」が女性アナらと4人で過ごした“38万円スイートルーム”は「男女2人きりになりやすいチョイス」
NEWSポストセブン
Tarou「中学校行かない宣言」に関する親の思いとは(本人Xより)
《小学生ゲーム実況YouTuberの「中学校通わない宣言」》両親が明かす“子育ての方針”「配信やゲームで得られる失敗経験が重要」稼いだお金は「個人会社で運営」
NEWSポストセブン
約6年ぶりに開催された宮中晩餐会に参加された愛子さま(時事通信)
《ティアラ着用せず》愛子さま、初めての宮中晩餐会を海外一部メディアが「物足りない初舞台」と指摘した理由
NEWSポストセブン
大谷翔平(時事通信)と妊娠中の真美子さん(大谷のInstagramより)
《妊娠中の真美子さんがスイートルーム室内で観戦》大谷翔平、特別な日に「奇跡のサヨナラHR」で感情爆発 妻のために用意していた「特別契約」の内容
NEWSポストセブン