芸能

市川海老蔵、攻めと守りの錬金術 商標登録やYouTubeも活用

海老蔵プロデュースの施設がオープンか

 歌舞伎ファンの間で、いまこんな噂が広まっているという。

「実態ははっきりしないのですが、海老蔵さんがプロデュースする『EBIZO THEATER』という施設ができるみたいなんです。海老蔵さん専用の芝居小屋なのか、歌舞伎公演の録画を上映する映画館なのか、複合施設とかテーマパークなんじゃないかと予想する人もいます」(歌舞伎ファンの1人)

 海老蔵さんとは、十三代目市川團十郎白猿を襲名する市川海老蔵(42才)。新型コロナの影響で今年5~7月に予定されていた襲名公演が延期となる中、歌舞伎界で例を見ない動きを見せているという。

 新型コロナで公演は軒並み中止や延期が余儀なくされ、歌舞伎界全体が大きな打撃を受けている。そんな中で歌舞伎俳優たちが活路を見いだしているのが、オンラインの活用だった。

「香川照之さん(54才)、尾上松緑さん(45才)などの人気役者が、ゲストを相手にぶっちゃけトークを展開する有料のZoom配信が大ウケで、2000円のチケットが飛ぶように売れています。さらには、松本幸四郎さん(47才)が構成や演出を務める、歌舞伎作品『図夢歌舞伎』の動画配信も有料ですが人気です。本格的な舞台再開が見込めない歌舞伎俳優にとって、オンラインコンテンツはドル箱になっています」(歌舞伎関係者)

 だがそこに海老蔵の姿はない。そればかりか、8月1日から開催される『八月花形歌舞伎』には、軒並み大物俳優が出演しているが、海老蔵の名前はなかった。一方で海老蔵は、成田屋独自の公演『古典への誘い』を9月から10月にかけて、全国12か所で行うと発表した。

 ここ最近の海老蔵は、“個人プレー”が目立つ。その1つが、6月3日に開設したYouTubeチャンネルだ。登録者数が23万人を超えるなど、早くも軌道に乗せているが、その内容が物議を醸しているという。

「ほかの役者たちは稽古の様子などを配信しているのですが、海老蔵さんは長男の勸玄くん(7才)と長女の麗禾ちゃん(8才)を登場させ、子供たちとのやりとりを含めた、プライベートをメインに配信しています。それが視聴者獲得につながっているとみられています。好意的に見ている役者仲間も少なくはありませんが、古い歌舞伎関係者や後援者のなかには、“天下の成田屋がやることか”“お金儲けのことばかり考えている”と眉をひそめている人がいるのも事実です」(前出・歌舞伎関係者)

関連記事

トピックス

フジテレビの第三者委員会からヒアリングの打診があった石橋貴明
《中居氏とも密接関係》「“下半身露出”は石橋貴明」報道でフジ以外にも広がる波紋 正月のテレ朝『スポーツ王』放送は早くもピンチか
NEWSポストセブン
異例のツーショット写真が話題の大谷翔平(写真/Getty Images)
大谷翔平、“異例のツーショット写真”が話題 投稿したのは山火事で自宅が全焼したサッカー界注目の14才少女、女性アスリートとして真美子夫人と重なる姿
女性セブン
女優の広末涼子容疑者が傷害容疑で現行犯逮捕された(写真は2019年)
《体調不良で「薬コンプリート!」投稿》広末涼子の不審な動きに「服用中のクスリが影響した可能性は…」専門家が解説
NEWSポストセブン
いい意味での“普通さ”が魅力の今田美桜 (C)NHK 連続テレビ小説『あんぱん』(NHK総合) 毎週月~土曜 午前8時~8時15分ほかにて放送中
朝ドラ『あんぱん』ヒロイン役の今田美桜、母校の校長が明かした「オーラなき中学時代」 同郷の橋本環奈、浜崎あゆみ、酒井法子と異なる“普通さ”
週刊ポスト
現役時代とは大違いの状況に(左から元鶴竜、元白鵬/時事通信フォト)
元鶴竜、“先達の親方衆の扱いが丁寧”と協会内の評価が急上昇、一方の元白鵬は部屋閉鎖…モンゴル出身横綱、引退後の逆転劇
週刊ポスト
女優の広末涼子容疑者が傷害容疑で現行犯逮捕された
〈不倫騒動後の復帰主演映画の撮影中だった〉広末涼子が事故直前に撮影現場で浴びせていた「罵声」 関係者が証言
NEWSポストセブン
男性キャディの不倫相手のひとりとして報じられた川崎春花(時事通信フォト)
“トリプルボギー不倫”川崎春花がついに「5週連続欠場」ツアーの広報担当「ブライトナー業務」の去就にも注目集まる「就任インタビュー撮影には不参加」
NEWSポストセブン
広末涼子容疑者(時事通信フォト)と事故現場
広末涼子、「勾留が長引く」可能性 取り調べ中に興奮状態で「自傷ほのめかす発言があった」との情報も 捜査関係者は「釈放でリスクも」と懸念
NEWSポストセブン
筑波大の入学式に臨まれる悠仁さま(時事通信フォト)
【筑波大入学の悠仁さま】通学ルートの高速道路下に「八潮市道路陥没」下水道管が通っていた 専門家の見解は
NEWSポストセブン
広末涼子容疑者(時事通信フォト)と事故現場
《事故前にも奇行》広末涼子容疑者、同乗した“自称マネージャー”が運転しなかった謎…奈良からおよそ約450キロの道のり「撮影の帰り道だった可能性」
NEWSポストセブン
自宅で亡くなっているのが見つかった中山美穂さん
《中山美穂さん死後4カ月》辻仁成が元妻の誕生日に投稿していた「38文字」の想い…最後の“ワイルド恋人”が今も背負う「彼女の名前」
NEWSポストセブン
山口組分裂抗争が終結に向けて大きく動いた。写真は「山口組新報」最新号に掲載された司忍組長
「うっすら笑みを浮かべる司忍組長」山口組分裂抗争“終結宣言”の前に…六代目山口組が機関紙「創立110周年」をお祝いで大幅リニューアル「歴代組長をカラー写真に」「金ピカ装丁」の“狙い”
NEWSポストセブン