世界で活躍した女性アスリートには、なぜか国際結婚が多い。バルセロナ五輪で銀、アトランタ五輪で銅メダルの元マラソン選手、有森裕子(53)は1998年に米国人の学校職員と結婚。
その美貌から競技以外でも注目を集めた元プロテニス選手の伊達公子(49)は、2001年にドイツ人レーサーのミハエル・クルム氏と結婚した。卓球界の“国民的アイドル”だった福原愛(31)は、2016年に台湾の“卓球王子”と呼ばれる江宏傑選手とゴールイン。
「第一線で活躍するアスリートは語学が堪能な上に、五輪や海外遠征などで外国人選手やスタッフなどと交流を持つ機会が多い。さらにアスリート同士であれば共通点も多く、国は違っても親しくなりやすいでしょう。
それに日本では“強い”イメージのアスリート女性に男性は尻込みしてしまうところがある。海外では積極的にアプローチされるので新鮮に映るのかもしれません」(スポーツジャーナリスト)
もっとも有森は2011年、伊達も2016年に離婚しているが、福原は中国のネット番組で夫婦のキスを公開するなど仲睦まじい様子が伝わってくる。男女問題研究家の露木幸彦氏はこう話す。
「国際結婚は相手の宗教や文化の違いを受け入れられるかどうかが大きく、夫の国に住むほうが夫婦関係がうまくいくという傾向はあります」
中国語が堪能で、夫婦で暮らす台湾でも国民的な人気を誇るという福原は、結婚生活は金メダル級か。
※週刊ポスト2020年7月24日号